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CMCスタディーツアー同行取材記―21世紀最大の負の遺産・「悪魔の兵器」地雷(6) | 命がけの地雷撤去が住民を救う(3)
特別取材
2008年3月10日 10:51

 2007年、MAGはカンボジア全体で対人地雷7,054個、対戦車地雷103個、不発弾20,425個を撤去した。

 ただ、地雷・不発弾の撤去は基本的に手作業であるうえに、金属片と地雷を正確に見極める技術がないため、非常に時間がかかる。大谷代表の調べによると、タナル・カェイン村での撤去作業では、実に1,177回の金属反応で1個の地雷がようやく見つかるという0.1%以下の確率だった。

 そのため、危険地域に指定されていた場所でも、そこで住民が農業を過去3~4年以上続けていたら、その地域は安全だとみなすという決まりがあり、撤去作業だけに頼らない効率的な危険地域の選定作業も行なっている。

 さらにMAGは、移住を含めた住宅の建設や保健衛生の整備、学校建設なども手掛けている。住民が安定した住まいを持ち、子供たちがきちんと教育を受け、大人たちが健康になり働けるようになることが、結果的には国全体の経済力向上につながるためである。MAGの農地開発による農地拡大で色々な農作物が作れるようになり、貧しい地域の農民の収入が増えたという。

  

こうして1992年から2007年の間に、住宅や農地を手に入れた住民数は49,598世帯213,529人、また地雷撤去により間接的に恩恵を受けた住民数は186,604世帯842,395人に上っている。
    
080310_cmc_03.jpg


 次回は、いよいよ地雷原の撤去現場からお伝えしたい。

つづく

【大根田康介】

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