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★☆目次★★

01◆黒崎コムシティ「子どもの館」入場者数が300万人突破
北九州市の行政に、コムシティ再建の道は見えているのか。

02◆「次世代エネルギーパーク構想」進む響灘地区

03◆「北九州をうたう会」　会員募集

◆黒崎コムシティ「子どもの館」入場者数が300万人突破
北九州市の行政に、コムシティ再建の道は見えているのか。

　黒崎駅横の一等地で長期間空き屋となっている黒崎コムシティ、その7階にある北九州市が指定管理を委託している「子どもの館」が2001年11月の開館からこの5月に通算で入場者数が300万人に達した。
　年間の入場者数が約50万人も入っていたことは、予想以上である。

　これだけの入場者数があれば、大きな空きビルの一部だけを稼動させても採算が合うのだろうと実際の数字を調べてみた。

　平成18年4月～平成19年3月の数字は下記のとおりである。

「指定管理者の管理運営に対する評価シート」による
http://www.city.kitakyushu.jp/file/23010100/shiteikanri/19hyouka/kodomonoyakata.pdf#search

　子育て支援の施設として無料で使用できるスペースが主体であるため、入場料収入一人単価は191円しかなく、運営費用の７２％は指定管理料で賄われている。
　子育て真っ最中の若い親にとっては交通の便もよく、AIMの「子育てふれあい交流プラザ」と併せて有難い施設なのであろう。
　しかし、これまでの黒崎コムシティの大失敗の経緯を振り返ると、この「子どもの館」も、子育て支援に名を借りた税金の垂れ流しに思えてくる。

「2003年6月に自己破産した黒崎ターミナルビルが保有する商業床を沖創建設（本社、那覇市）に引き渡した。沖縄タイムスによれば、買収金額は24億4000万円」と昨年10月に伝えられ、北九州市として本年度に再開を期待するコメントを出していた。
　そして今年3月5日、西日本新聞朝刊で下記のとおり伝えられた。

コムシティ　東京の開発会社　運営パートナーに　「一歩前進」安どの声

　北九州市は４日、八幡西区の複合商業施設「コムシティ」の再建を手掛ける那覇市の沖創建設の運営パートナーに不動産開発会社のユニディオコーポレーション（東京）が決まったことを明らかにした。昨年９月、沖創建設が同施設の商業フロアを購入して以来、具体的な計画が示されていなかっただけに、関係者からは「ひとまず一歩前進」との声も上がった。

　同日の市議会定例会の一般質問で、木下一也建築都市局長が答弁した。

　同局によると、昨年末に沖創建設から報告された。現在、生活に密着した物販テナントを中心に誘致を本格的に進めており、今秋から来春にかけての開業を目指す方針も示されたという。

　沖創建設は大型商業施設の運営実績がなく、地元関係者からは不安視する声もあったが、熊本市や筑紫野市で大型ショッピングセンターの開発を手掛けたユニディオコーポレーションが運営パートナーとなったことで、再建に向けた取り組みが本格化すると期待されている。

　市関係者は「着実に進んでいることが分かって良かった」と語り、地元の黒崎商店組合連合会の藤戸輝久会長（６４）は「開業時期がはっきりしたのはうれしいが、どんな店が入るか不安もある。黒崎の集客力が上がるようブランドショップやアウトレットなど若い人たちに魅力ある店が入ってほしい」と話した。（以上、西日本新聞より）

　しかし最近、業界では、沖創建設、ユニディオコーポレーションの動きも不透明になっているとささやかれている。
　北九州の行政の責任者たちは、今後の黒崎コムシティ再建の道を沖創建設やユニディオコーポレーションとしっかり話し合っているのだろうか。
　建設費や債権放棄の金額を合わせると200億以上の税金が投入されたはずの黒崎コムシティの今後について、北九州市は業者に任せたのだから、とは言えないはずである。

　指定管理者に評価をつける前に、自分たち行政が行なってきた事業について、失敗も成功も含めて適正なレヴューを行ない、市民に公表することがまず先ではないだろうか。
　末吉市長時代の施策については、北橋市長はしがらみなく評価を下すことができる立場のはずだから。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
（文責　松尾潤二）

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◆「次世代エネルギーパーク構想」進む響灘地区

　直径71mの回転翼、高さ65ｍの巨大な風力発電機が11基。響灘埋立地北端の強風を受けながらゆったりと回転している。企業誘致を進める響灘地区にあって、一際、目を奪われる光景だ。

　250m間隔で海岸線に並ぶ10基は、NSウインドパワーひびき社（新日鐵、日本風力開発、三井物産などが出資）が、埋立地の入口付近に立つ1基は、テトラエネジーひびき社がそれぞれ建設した。11基を合わせた発電出力は最大17,000kw。風頼みとは言え、次世代エネルギーの象徴でもある。

　現在、響灘地区を中心に展開されている次世代エネルギー関連施設は、風力発電の他にも太陽光発電、廃棄物発電、石炭ガス化発電などがある。しかも、その規模と多様性は国内でもトップクラス。昨年10月、経済産業省の進める次世代エネルギーパーク事業に認定された。

　「太陽光等の新エネルギー設備や体験施設等を整備し、国民が次世代エネルギーに接する機会を増やすことで、地球環境や次世代エネルギーへの関心を高める」とする経済産業省の要件を満たしたのは、北九州市の構想を含む全国6件の計画。
　
　東海・つくば・鹿島の3地区を連携させたネットワーク型のエネルギーパーク計画を進める茨城県。太陽光、小型風力等の研究施設とソーラーカーコースを備えた公園施設を一体的に整備する御坊市(和歌山県)。市内一円のバイオマス関連施設が見学できる真庭市(岡山県)。太陽光、小型風・水力等の設備を備え、エネルギー供給機能施設を有する玄海町(佐賀県)。ハウステンボスに導入する太陽光発電施設を利用して学習の場を提供する長崎県の計画などだ。

　北九州市では、次世代エネルギーを集積させたテーマパーク構想を推進。響灘地区をビジターズ・インダストリーとして活用するため、約7千万円の事業費を投入して整備事業を進めている。
　平成21年度にはエコタウンセンターを中心に循環・送迎バスを運行。増加する国内外からの視察団の利便性を高め、環境都市・北九州をPRすると共に、響灘地区への企業誘致や地域産業の活性化につなげる構えだ。

問合せ先：都市環境管理課　　TEL：093-582-2238

(取材：森脇喜一)

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◆「北九州をうたう会」　会員募集

　1978年、北九州市制15周年を記念して作られたふるさと讃歌、合唱組曲「北九州」(作詞：栗原一登、作曲：團伊玖磨)は、初演以来30年間、市民に親しまれながら広く歌い継がれてきた。

　「北九州をうたう会」は、この合唱組曲「北九州」を守り育てることで、北九州市民文化の高揚を目指し、今年で発足15周年を迎えた。

　年間を通じた「北九州をうたう会」の主な活動は、3月の合唱組曲「北九州」演奏会、8月の北九州市立美術館ミュージアムコンサート、9月の年長者の里訪問演奏会のほか、北九州市公式行事などにも出演。

練習日時：毎年4月より毎週月曜日（18：30～20：30)
練習会場：大手町ビル(小倉北区大手町11-4)10階　大練習場
会　　費：3,000円(学生無料)　※但し、楽譜代は別途個人負担
応募受付：練習会場にて随時

問合せ先：北九州をうたう会事務局
三宅(事務局長)　TEL:093-581-3295　　　三戸(幹事)　TEL:093-651-6909
(財)北九州芸術文化振興財団音楽事業課　TEL:093-662-3025

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