NET-IB NEWSネットアイ

ビーニュース

脱原発・新エネルギーの関連記事はこちら
純広告用VT
カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ
会社情報

流通

ついに排除勧告 ~激烈な優越的地位の乱用が浮き彫りに~ (株)マルキョウ
流通
2008年5月26日 11:19

マルキョウが、公正取引委員会より排除命令を受けた。初めて立ち入り検査が入ったのが昨年の9月26日なので実に8ヶ月後の処分となる。

マルキョウに対する検査は、取引先を含めて少なくとも昨年12月まで行なわれていた。異例の長期検査で公取の中国支所から応援が入ったほどである。このため違反内容の深刻さが示唆されつづけてきた。そして、このほど判明した違反行為は、


(1)マルキョウが独自の販売期限を設け食品の賞味期限の2ヶ月前、精米日から2週間後などを経過した商品について優越的な地位を利用して返品していたこと。

(2)回転率の低い商品や店舗閉鎖の際や季節商品の販売時期の終了した商品、陳列棚よりの落下による破損などで返品や割引をさせていたこと。

(3)セールの際の陳列、補充、棚卸し、「店舗クリニック」と称して清掃などの作業をさせていた。返品や割引額の合計は05年11月から07年12月までの2年間で、約7億9,000万円に達する。

また、不当に派遣された従業員は1万600人にのぼる。短時間でもその分の人件費は想像が付かない。まさに、優越的地位の乱用で利益を確保していたことが浮き彫りとなった。公取の処分自体は当該行為の停止や再発防止などで直接の営業停止などは下りない。

しかし、納入業者への激烈な仕打ちでの収益確保という時代遅れの手法は厳しく批判されるべきだ。

関連記事

powered by weblio


流通一覧
流通
2011年8月 5日 19:55
純広告VT
純広告VT

純広告用レクタングル


IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル