圧倒的な情報力で福岡市政を斬る!【MAXふくおか市政ニュース】
01 直撃取材 国民新党 松隈一博氏(衆院福岡県第4選挙区支部長)
鞍替え出馬への経緯語る
02 シリーズ地方財政
「大責任転嫁時代」をどう生き抜くか(夕張編)
その26 「大責任転嫁」と「地方の自立」
03 市長の週間予定表
(平成20年6月9日~平成20年6月15日)
01 直撃取材 国民新党 松隈一博氏(衆院福岡県第4選挙区支部長)
鞍替え出馬への経緯語る
5日18時から千代田区紀尾井町のホテルニューオータニで開催された国民新党 総決起大会の会場で、次期衆院選福岡4区の同党公認予定候補として発表されていた松隈一博氏に直撃取材した。
この日6,500人(主催者発表)の参加者で埋め尽くされた会場では、綿貫民輔同党代表、亀井静香代表代行の挨拶、菅直人民主党代表代行、福島みずほ社民党代表らの来賓挨拶に続き、新人公認候補(内定者)の紹介が行なわれた。
民主党県議候補(福岡市中央区・落選)からの鞍替え出馬で注目を集める松隈一博氏は、公認発表後初めて公の場に登場、本社記者が会場で同氏を直撃した。
松隈氏は民主党から国民新党への鞍替えについて、「県議選後、もともと目指していた国政への思いが断ちがたかった。仕事の関係で中国へ半年行っていたが、帰ってきたら民主党の衆院候補は決まっていた。後援者に相談していたが、その中に国民新党に近いかたがおられ、同党を紹介していただいた。2区という気持ちもあったが、党の決定で4区ということになった。精一杯がんばりたい。」と語った。
既報のとおり、松隈氏は元自民党衆院議員秘書、民主党結党時からの生え抜き党員でかつては衆院福岡2区の同党支部長も務めた経験を持つ。
今年に入り中央区に事務所を開設、看板も出されたことで、国民新党から福岡2区での出馬が取りざたされていた。
松隈氏も「中央区に仮の事務所も出していました。やはりなじみのある福岡2区でやりたい気持ちはありました」と率直に語る。
「国民新党本部が、党として福岡4区でと決定したこと。もちろん総合的に検討していただいた以上、全力で戦います」と歯切れはいい。
今後は、「(福岡県出身の)自見正三郎先生のご指導を仰ぎながら戦ってゆくことになりますが、郵政関係への働きかけはもちろん、草の根選挙でがんばります」と抱負を語った。
見直し迫られる民主・4区の戦略
松隈氏の出馬で福岡4区の選挙情勢も変わろうとしている。本来、野党候補を一本化して自民・渡辺具能衆院議員と対峙する戦略だったといわれる民主党・古賀敬章氏だが、反自民の票が割れることを危惧する声も上がっている。県議候補とはいえ民主党の公認候補だった松隈氏が、同党の衆院候補の足を引っ張りかねない状況に頭を抱える関係者も多いという。
一方、松隈氏の公認を決めた国民新党は郵政民営化反対を掲げて結党された経緯からしても特定郵便局の応援が期待できる。5日の同党総決起大会も郵便局関係者とおぼしき参加者が目立っていた。加えて松隈氏には、4区内に地盤を持つ議員秘書時代の同僚が存在しており、今後の接触も予想されることから、保守票を食うと予想する向きもある。
近く地元福岡で松隈氏の正式出馬表明が行なわれる予定だが、民主党と国民新党の間に不協和音が生じる可能性は否定できない。4区での戦略を見直す必要がありそうだ。
福岡7区の候補者差し替えをめぐり、ごたつく民主県連に火種が増えたと言えよう。
02 シリーズ地方財政
「大責任転嫁時代」をどう生き抜くか(夕張編)
その26 「大責任転嫁」と「地方の自立」
「地方にできることは地方へ」とかけ声だけは勇ましかったが、小泉政権下における地方分権は空振りに終わった。その証拠に、小泉政権ではとうとう最後まで「天下り」の廃止をはじめとする公務員制度改革には手をつけなかったではないか。
「郵政民営化」を「改革の本丸」と位置づけ、公約通り民営化を果たしたが、それで何か状況は変わっただろうか。
小泉政権は最後の最後まで「天下り」を死守した。ここに、小泉改革の本質が示されている。官僚利権は温存された。これはつまり、「中央の統制」が依然として存在することを意味する。あくまで「地方とは国の出先機関」であり、「コントロールされるべき」存在であるという実態は、小泉改革でも何一つ変わってはいない。
地方自治体の意識改革が必要だ。国が最後まで財政の面倒をみてくれると思ったら大間違いである。国、特に財務省は、少しでも国の財政負担を軽減したいと考えている。しかし、上記のように地方に権限は渡したくない。となれば、これまで行ってきた地方自治体への拠出を減らすしかないではないか。これがタイトルにもある「大責任転嫁時代」の意味である。
しかし、「国に裏切られた」「責任転嫁だ」と嘆いていても仕方がない。思想や信条の違う人間が集まり、多くの思惑が交錯して国を動かしているのだから、いつだって国の舵取りは変わりうるのだ。「国の動きとはそんなものだ」という「諦観」も必要である。
要は、いつ何時、国の舵取りが変わっても、翻弄されないような「自立した」地方のあり方を模索すればいいだけではないか。その考えに立って、国に対して、法律や制度、税財源の変更を迫るべきである。
これまでの「依存財源」である交付税や補助金がなくなるかもしれないということは、できれば地方行政に携わる人にとっては想像したくないことだろう。しかし、例えお金がなくても、人間には「知恵」があり「創意工夫」ができるのだ。
財政破綻した夕張にあって、「ないないづくし」のなかで、知恵を振り絞り、雄々しく困難に立ち向かっている人々の姿を次回よりお伝えする。「自立した地方」という発想が無理かそうでないか、それを読んでからご判断いただきたい。(つづく)
日下部晃志
03 市長の週間予定表
(平成20年6月9日~平成20年6月15日)
<9日>
19:00 ~ 第3回アジアテレビドラマ作家カンファレンス2008
in KYUSHU「福岡前夜祭」 [シーホーク]
<10日>
10:00 ~ 定例記者会見 [記者会見室]
13:15 ~ 「父の日」バラの花贈呈 [応接室]
<11日>
10:00 ~ ビジターズインダストリー推進協議会総会 [ソラリアホテル]
19:00 ~ 市職員アビスパ福岡応援デー [レベルファイブスタジアム]
<12日>
10:00 ~ 6月議会(本会議・議案質疑) [本会議場]
<13日>
10:00 ~ 6月議会(本会議・一般質問) [本会議場]
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