松尾橋梁（株）
回復軌道に乗れるか？

大末建設（株）
信用不安状態続く

■建築工事（宮崎）／（株）アート技建
連鎖　破産手続申請準備中　負債総額 約11億円

代　 表 ： 志多　寿彦
所在地 ： 宮崎市田代町116-3
設　 立 ： 1986年7月
資本金 ： 3,000万円
年　 商 ：（07/6）18億8,926万円

　9月17日までに事業を停止した同社は、事後処理を弁護士に一任、破産手続開始の申請準備に入った。担当は田中寛弁護士（田中寛法律事務所、宮崎市旭町1-8-19、電話：0985-27-2532）。負債総額は約11億円が見込まれる。

■サッシ・ガラス販売施工（大分）／（株）山彦
販売不振　事業停止　負債総額 約14億8,900万円

代　 表 ： 落石　隆紹
所在地 ： 大分市豊海3-1994-245
設　 立 ： 1971年10月
資本金 ： 8,000万円
年　 商 ： （07/9）16億5,950万円

　９月10日までに事業を停止した同社は、事後処理を弁護士に一任し任意整理が行なわれる予定。担当は増村裕之弁護士（増村法律事務所、東京都千代田区丸の内2-2-3、電話：03-3201-1511）。負債総額は約14億8,900万円が見込まれる。

■貸金業（東京）／サンライズファイナンス（株） ほか１社
連鎖　民事再生法適用申請　負債総額 7,484億1,100万円（2社合計）

代　表 ： トーマス・ピアソン
所在地 ： 東京都港区六本木6-10-1
設　立 ： 1998年1月
資本金 ： 5億円
年　商 ： （07/11）179億9,200円
※データはサンライズファイナンスのもの

　リーマン・ブラザーズの系列会社であるサンライズファイナンス（株）は、９月16日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。申請代理人は田中信隆弁護士（大江橋法律事務所東京事務所、東京都千代田区丸の内2-2-1、電話：03-5224-5566）、監督委員は多比羅誠弁護士（ひいらぎ法律事務所、東京都中央区銀座8-9-11、電話：03-3573-1578）。また、同じく系列会社のリーマン・ブラザーズ・コマーシャル・モーゲージ（株）も同日、東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。負債総額は、前者が約3,639億5,300万円、後者が約3,844億5,800万円、２社合計で約7,484億1,100万円が見込まれる。

■土木工事（北九州）／（有）岩崎建設　（※「崎」は「たつさき」）
採算割れ　破産手続開始決定 負債総額 約8,700万円

代　 表 ：岩崎　宗治　（※「崎」は「たつさき」）
所在地 ： 北九州市若松区乙丸1349-1
設　 立 ： 1983年8月
資本金 ： 1,000万円
年　 商 ：（07/8）約8,900万円

　９月２日、同社は福岡地裁小倉支部より破産手続開始の決定を受けた。破産管財人は田中圭弁護士（大手町法律事務所、北九州市小倉北区大手町11-3、電話：093-571-0112）。負債総額は約8,700万円が見込まれる。

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■トップインタビュー
燃える集団をつくる　利益重視に軸足移す
（株）レッドキャベツ　代表取締役社長　岩下　良 氏

　（株）レッドキャベツは創業者の岩下義之社長が今年2月、61歳の若さで死去し、後を若冠28歳・長男の良氏が引き継いだ。会社は成長途上で基盤が充分固まらないうちの登板だっただけに、重圧感は想像するに余りある。どんな会社を目指そうとしているのか、就任半年になるのを機にインタビューした。

○数字で信用勝ち得る
○11年7月期に500億円
○人材教育に力を入れる

■インベスト総括
代表復帰の早川氏が説明会開催　勝者無きクーデター

　9月18日、会社更生法を取り下げて民事再生法の適用を申請した（株）インベストの債権者説明会が開催された。6月29日のクーデターに端を発した破綻処理が最終局面に入ったかたちだが、会社が断末魔を迎えようとしているなか、経営権を巡る壮絶な争いが行なわれた特異な例として、地場企業に強烈な教訓を残すことになった。

○見えない再建方法
○死活と業務の差
○実現性の乏しさは歴然
○代表復帰の真意はどこに
○小笠原氏の評価
○クーデターはどんな企業でも起き得る

■東京レポート
トランスデジタル株乱発事件　反社会的勢力の餌食に

　不可解かつ異常な倒産劇だった。ジャスダック上場のシステム開発会社、トランスデジタル（株）（東京都千代田区、後藤幸英社長）は9月1日、民事再生法の適用を申請した。8月27日に約31億円の資金を調達したと開示したが、翌日、翌々日に小切手で2度の不渡りを出し、事実上の倒産に追い込まれた。負債総額は約26億円というが、調達したはずの31億円はどこへ消えたのか。

○消えた31億円
○仕手筋の玩具に
○魑魅魍魎が暗躍

■北九州特別連載
代々社長の信念を受け継ぎ常に新しさを追求する
（株）吉田時計店／（株）めがねのヨシダ　代表取締役社長　吉田　清春 氏

　1885年の創業以来、123年という長い歴史のなかで、赤字決算を出すこともなく順調な経営を続けており、地元の人々からも、長く安心して利用できると好評を得ている。独自の信念を持って経営に取り組む四代目代表取締役社長・吉田清春氏に話を聞いた。

○独自の哲学を持った経営
○常に新しい提案で「ヨシダらしさ」を追求
○安全・安心の街づくり

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