NET-IB NEWSネットアイ

ビーニュース

脱原発・新エネルギーの関連記事はこちら
純広告用VT
カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ
会社情報

地域ニュース

北九州の文化・教育を問う 北九州の皆さんの情報共有メディアとして頑張っていきたい
地域ニュース
2008年10月 1日 09:30

株式会社北九州シティFM 代表取締役 熊谷美佐子氏に聞く

熊谷代表取締役のプロフィール
昭和37年生まれ 朝倉市出身
広告会社勤務を経て、2004年12月の開局からFMKITAQ社長

開局までのいきさつと戦略

Q:北九州の地元ラジオ局「エフエムKITAQ」の経営に携わることになられた経緯を、お聞かせいただけますか。
熊谷:元々私は、広告会社で地域活性化のためのコミュニティ局の開局支援をする仕事をしていました。各地の商工会議所などに提案したりしていたのが、北九州にコミュニティFM局がないじゃないか、ということで開局の準備を進めているうちに「ミイラとりがミイラになって」しまったというわけです。
 お陰様で地元の企業や個人の方、約30名の株主様から3,000万円の資本金を出していただき、2004年12月に開局することができました(現在は増資され資本金は3,900万円に)。
 ラジオ放送は大きく分けて、県の範囲をカバーする県域局と、市町村(政令市の場合は「区」)単位で免許が与えられるコミュニティFM放送局の2種類があります。当社は基本的には小倉北区をカバーするコミュニティ局として放送を行なっています。

Q:開局から約3年半経ちましたが、ご苦労も多かったのでしょうね。
熊谷:幸い放送の内容については、最初から地元の多くの皆さんのご協力やご出演をいただき、地元密着型で楽しい番組作りができています。
 しかし経営面では新しいメディアとしての認知もまだまだで、競合も激しく、CM出稿や番組提供などのスポンサー獲得には今も苦労しています。
 エリアが絞られるので、地域の小売業などにはちょうどいいと思うのですが、制度上、北九州市全域をカバーできない(小倉北区及び隣接する区の一部は可)ようになっているのが残念です。USENでは北九州全域と周辺都市でもお聞きいただけるのですけれど。

Q:確かに北九州はかなり広い政令都市ですので、もう少し法律を柔軟に適用してくれればいいのですが。
熊谷:他の都市の例ですが、規制緩和の流れでコミュニティ局のカバーエリアを広げる「特区」扱いの申請をしたことがあるようですが、政府には認められなかったそうです。
 当社としては、そうしたカバーエリアの課題はあっても、今はもっと積極的な営業戦略を進めています。コミュニティ局としてラジオCMの価格が県域局より手頃だということもありますし、何より地元密着型でイベントやフリーペーパーなどもからめた立体的なプロモーションができることなど、新しい提案を行なっています。
 新北九州空港でイベントを行なったり、『stage』というターゲットにこだわったフリーペーパーを発行したり、多様なメディアを持つ地域のコミュニケーション会社として頑張っています。

ターゲットはミドルとシニア

Q:エフエムKITAQのリスナーはどのような方が多いのですか。
熊谷:エフエムというと若い層が多いようにお思いでしょうが、うちの局はミドルからシニア層を狙った番組作りをしています。
 月曜日19時からの第一交通さんに提供していただいている「マイライフ・マイビジネス」のように地元の経営者にご出演いただく番組や、土曜日17時の、北九州でバーを経営されているミュージシャンの方に「大人の音楽畑」という番組を構成していただいたり、30代以上の方に興味を持って聴きいていただける番組が特徴でしょうね。
 選曲も70年代のフォークソングなどミドル・シニア層に懐かしく共感をもっていただける音楽が多いですね。

Q:その他に北九州らしい番組としてはどのようなものがありますか。
熊谷:今年JFLリーグに上がった地元サッカーチーム・ニューウェーブ北九州を応援する番組「NEW WAVE 2008」を月曜20時から放送しています。また朝の帯番組の中で、西日本、毎日、朝日、読売の4つの新聞社の北九州支局の記者の方にご出演いただき、北九州のピックアップニュースを伝えていただいています。
 これからももっと地元の方々にご出演いただき、絆を深めていこうと思っています。

連携がもたらす、地域の発展

Q:北九州でラジオ局を経営されていて、何か感じることはありますか。
熊谷:スポンサーさんなどとお会いする時、初対面の時は少し堅い感じでしたが、お会いする機会が増える度に、非常に大切にしていただき、気持ちの熱い方が多いと感じています。
ただ舞台や音楽の施設は充実してきていて、福岡よりも割安で楽しむことができるのに、お客さんの入りがもう一歩なのが残念ですね。文化情報の発信を通じて、エフエムKITAQももっとお力になれればと思います。

Q:北九州のいろいろな人や企業の方に、この3年半、ご出演いただいたり、スポンサーとして応援していただいたりしてこられたわけですが、北九州を元気にするにはどうすればいいと思われますか。
熊谷:北九州の皆さんは地域のボランティア活動などに積極的で、まじめな方が多いと思います。ただ、小さなグループごとに別々に活動されているように感じることもあります。せっかく同じ方向で頑張ってらっしゃるのですから、互いの連携をはかることで、素晴らしい力を発揮することができるのではないかと思います。
 私たちのエフエムKITAQも、そうした連携に少しでも役立つことができるように、北九州の皆さんの情報共有メディアとして頑張っていきたいと思います。
 また、北九州はいろいろな面で潜在的な実力をもっているのですから、北九州の問題点ばかりを見るマイナス思考ではなく、プラス思考で、持っている力を最大限引き出すように、今後の町づくりを考えられた方が絶対にいいと思います。

Q:今後、エフエムKITAQとしてどのような仕事をしていこうと思ってらっしゃいますか。
熊谷:地域活性化に役立つことがコミュニティ局の大きな使命ですから、地域の方々、地域の企業のお役に立てることであれば、積極的に情報発信活動をご一緒に考えていきたいと思っています。
 エフエムのラジオだけでなく、情報誌もありますし、チケット販売のサポートからイベントのご協力まで柔軟に対応できますので、遠慮なくご相談下さい。当社からもいろいろな提案をさせていただきます。
 まずは78.5MHにラジオを合わせて、是非一度、エフエムKITAQを聴いてみて下さい。ホームページからリスナープレゼントにアクセスすることもできます。
http://www.fm-kitaq.com/fm/
これからも北九州の皆様に喜んでいただける番組作りを進めていきますので、応援のほど、よろしくお願いいたします。

関連記事

powered by weblio


地域ニュース一覧
地域ニュース
2008年12月 5日 10:04
地域ニュース
2008年9月22日 15:13
地域ニュース
2008年9月21日 09:30
地域ニュース
2008年9月20日 09:30
地域ニュース
2008年9月 5日 17:25
地域ニュース
2008年9月 3日 14:21
地域ニュース
2008年9月 3日 10:54
純広告VT
純広告VT

純広告用レクタングル


IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル