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危うい需要予測  福岡空港、発着数・旅客数とも大幅減
社会
2008年10月 9日 18:38

 増設か新設かの検討が進んでいる福岡空港だが、発着数・旅客数が今年1月~8月の速報値で大幅に減少していることが分かった。世界的な原油の高騰によって航空各社が減便や赤字路線を廃止したことの影響と、景気の動向を反映したものと見られる。

 今年1~8月の発着数は国際線で約1万1千回、国内線で約7万9千回。昨年の同期と比較すると国際線は約600回増えたものの、国内線では約5千6百回の減少になっている。

 旅客数は国際線で約148万人、国内線で約1,009万人。昨年同期と比べると国際線では約2万人、国内線で18万人の減少となっている。

 特に8月は国際線で前年同期比で約12%、国内線で7%の落ち込みになっており、原油高と景気の成り行きが影響していると思われる。発着数も前年同期比で約10%の減となっている。

福岡空港の滑走路処理能力は年間14万5千回が限界と言われているが、このままでは本年度は13万台の前半に落ち込みそうである。

 世界的な金融不安と先の見えない景気の動向が、今後の航空需要にも直接に影響することは必至だ。韓国のウォン安などですでに観光客が減少してきている。金融不安と円高の進行はそれに拍車をかけていくことになりそうだ。

 高度成長期の発想での航空の需要予測は、世界的にも見直されていくことになるかも知れない。

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