2007年10月の民営・分社化により、持株会社である日本郵政(株)のもと、郵便事業(株)、郵便局(株)、(株)ゆうちょ銀行、(株)かんぽ生命保険などからなる企業グループとしてスタートした日本郵政グループは、三井不動産レジデンシャル(株)と共同で、東京都目黒区東山3丁目の旧日本郵政公社社宅跡地2,300平米に分譲マンションを建設する。
　同グループは、資産の効率化および新たな収益事業のひとつとして、保有する不動産の有効活用を進めており、同物件は09年上期（4月～9月）に着工して、10年上期に完成する予定。日本郵政グループとしては、初めての分譲マンション開発となる。
　これに伴い、全国各地にある同グループの不動産の開発の行方が注目され、福岡では浄水通りの「メルパルクホール」跡地が注目されていた。
　「メルパルクホール」跡地には、日本郵政グループと三井不動産との共同事業でマンション開発の話が持ち上がっているようで、計画によると140～150戸クラスで、価格帯は5～6,000万円が予想されるという。
　今後、同グループは全国で事業を展開する模様で、魅力ある物件が各地に点在するため今後の事業計画が注目される。