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特別取材

(株)志多組の支援企業は、大洋地所(株)に(5終)
特別取材
2009年1月22日 09:30

■志多組の債権? 展望は厳しい

 民事再生中にある、志多組は現在再建に向けて、仕掛工事の消化を中心にした稼働が続いている。
 だが、資質は民事再生法を申請する前とあまり変わっていないような気もする。それは、志多組の一部の社員のことだったと思われるが、協力会社への高慢性は地元でも有名であった。特に現場監督や担当者からの「たかり」もよく聞かれていた。今回の事態に陥ってからは、それは聞かれなくはなったが、ある債権者は「今回の事態に陥っても、今までと体質はあまり変わっていない」。また、志多組のある役員が「弊社に焦げ付いた債権分の資金手当ては出来たか…と他人事みたいに軽く聞かれ、頭にきた」、また、「首脳陣が今までと同じなら体質の向上に期待はできない」などの話も数多く聞かれるなど、不満と思える当社への中傷が多いのも事実。そのような状況にあっても、今年2月上旬に行なわれる債権者会議での債権者の同意は取り付けられるだろう。

 だが、業容面での今後の展望は、主体業務となる建築部門が、九州地区30億円、東京地区30億円に縮小する再建計画ながら、昨年から続くサブプライムローン問題に端を発して以降、投資ファンドの撤退も相次ぎ、建築及び不動産市況は急激に悪化しており、特に中型マンション建築などを得意とする当社にもその影響は避けられず、今後の再建に向けての立て直しが厳しい状況に変わりはなく、また、関連会社の破綻処理など、まだまだ問題は蓄積しており、従来の受注先からの信用失墜も加わり3分の1までの縮小計画も決して楽ではないものと推察される。更に、支援先となる坂下グループの知名度は地元では高いものの、中央部には浸透していないのも実情である、今後再建に向けては相当厳しい状況が推察されるところである。

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