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直撃インタビュー

アパマンショップ代表・大村浩次氏単独インタビュー(1)
直撃インタビュー
2009年2月17日 13:42

 100年に1度といわれる金融危機の影響を受け、不動産業界も環境に対応できる経営力が必要となっている。そんな中、福岡から東京に進出して、今では全国区となった(株)アパマンショップホールディングス(HD)代表の大村浩次氏が、弊社の単独インタビューに応じた。

対応力と情報力が大切

アパマンショップショップ―前期決算では営業利益は確保しましたが、当期純利益は創業以来初のマイナスとなりました。今、どの様な経営改革を行なっていますか?

大村 保有している有価証券が下落したことと不動産の評価を思い切って下げたことにより、当期純利益がマイナスとなりました。このような環境下、我が社は(1)大幅なコスト削減、(2)本業に経営資源を集中、(3)資本増強と一部資産売却の3つの取り組みを実行しました。
 
 (1)については、ここ数年、数十億にも上るシステム投資を行なったり、地域貢献としてスポーツチームに対するスポンサーなどを継続してきました。さらには将来の事業に対する大幅な人員採用を行なってきましたが、一旦リセットして経済環境にあった販売管理費に戻しました。このことにより本業の期間損益は大幅に改善しております。
 
 (2)については、我が社の本業は「賃貸斡旋事業・PM事業」であり、分譲マンションやファンドではありません。「日本一の賃貸斡旋店舗数」「日本一の賃貸斡旋件数」「日本一の賃貸管理戸数」に更に磨きをかけるべく取組んでおります。特に圧倒的集客力のある「アパマンショップ」ブランドを活用し、更なる顧客サービスを高めます。
 
 (3)については、昨年12月に開示いたしましたが、第三者割り当て増資とワラントを含め75億円の資金調達を行ないます。あわせて一部資産の売却を行ない、総資産の圧縮を図ります。これらを実行することで自己資本が大幅に改善されます。

 我が社は本業である「賃貸斡旋事業・PM事業」に家賃を加えるだけで100億円以上の安定した売上総利益が上がります。この本業による安定収益をさらに高めることに加え、上記に示しました3つの取り組みを進めることで、さらなる優良企業を目指します。

―福岡ではディックスクロキをはじめ、全国で次々と不動産会社が力尽きています。

大村 黒木さんをはじめ、多くの上場会社の知人、友人が倒産していくことに心を痛めています。しかし、このような環境下でも、チャンスは無限にあるのです。人と会い、多くの情報を収集し、その中からステークホルダーに貢献できる施策は必ずあると思うのです。

 「良いときは悪いときのことを思い、悪いときは良いときのことを思い、情熱を傾けて人生を送っていくことが重要」と教えてくれた方がいます。今回の経済環境に影響を受けている企業経営者にはまさに格言ですね。

 九州男児は強いですから、今まさに全国へ向けて、いや世界に向けて福岡の企業が羽ばたくチャンスであると思います。

~つづく~
【大根田康介】

(株)アパマンショップホールディングス
所在地:東京都中央区京橋1-1-5
設立:1999年10月
資本金:55億5,606万3,070円
業種:賃貸あっせん、PM事業ほか
年商:(08/9連結)592億1,800万円
TEL:03-3231-8020
URL:http://www.apamanshop.com/

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