さとうベネックがまた30名から40名のリストラを行なう。福岡の建設業の経営者に取材をした。内容は、さとうベネックの社員たちの能力の問題だ。
OB２名を採用しているＡ社は、「非常に有能で役に立っている。今回のリストラ計画を察知して面接に来た者もいる。ただ最初に辞めた人たちと比べると、質が落ちている感じはする」という回答を得た。
Ｂ社の場合は１名を採用している。「恥ずかしながら、我が社の生え抜きよりも数段レベルが上だ。我が社にいる人材はさとうさんを辞めて、一度は他社に就職した。だが、条件違いで退職してこちらにきた。今は中核社員として活躍してもらっている。古巣から『帰ってきてくれ』とラブコールがあっているそうだが、本人はまったく動じていない」と称賛する。
素晴らしい社員たちが揃っていても、経営陣（もとの佐藤一族）に能力がないと会社は潰れるのである。

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