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感染症指定医療機関を返上 福岡市の無責任行政
行政
2009年6月24日 08:00

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 福岡市は22日、「福岡市立こども病院・感染症センター」について、感染症に対応する「第1種・第2種感染症指定医療機関」を正式に県に返上することを、市議会常任委員会の中で明らかにした。指定返上から1年後には正式辞退となる。福岡市は、感染症への対応を福岡県や九州大学に委ねる方針としてきたが、ことはそう簡単には進みそうもない。

 新型インフルエンザ対応で遺伝子検査を拒否したことが明らかとなるなか、県や関係医療機関との協議も進展しないまま、感染症の指定医療機関を返上した福岡市の対応は無責任としか言いようがない。

 福岡市は空港や博多港を抱え、アジアの玄関口を標榜してきた。21世紀に入り、新たなウイルスなどによる感染症との闘いに注目が集まるなかで、政令市福岡の果たすべき役割は大きい。しかし、関係機関との調整もせずに責任だけを放棄する福岡市の手法には、県議会関係者からも厳しい批判が出ている。

 秋以降、新型インフルエンザの第2波への対応が迫られる状況で、唐突に指定返上を言い出した福岡市は、何の戦略も描ききれていない。政令市としての矜持も何もあったものではない。ただ、面倒はごめんと逃げ出す姿には、市民からも不安の声が上がる。

 新型インフルエンザへの対応を誤り、不作為に対する反省もない市の姿勢には、市民の安全をまもるという意識のかけらも見られない。全ては市長の判断ということになるが、吉田さんには人の命を守るという政治家としての責任感はないのだろうか。
                                 

【市政取材班】

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