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九大跡地、福岡市の杜撰な評価 「はじめに人工島ありき」の証明-1-
社会
2009年7月 7日 09:22

 福岡市の方針では、青果市場、こども病院、ともに人工島への移転が決まっている。決定にあたって市の考え方の基本となったのがそれぞれ『アイランドシティ整備事業及び市立病院統合移転事業 検証・検討 報告書』と『青果部市場再編・再整備事業 検討報告書』。このふたつの報告書にまとめられた検討作業は、吉田宏市長が就任してまもなくの07年4月にスタートし、同年9月に結果報告を公表している。時期もぴったり一致する。
 
 こども病院も青果市場も、移転先については「はじめに人工島ありき」だったと考えられるが、一応他の複数の移転候補地についても検討したことになっている。両施設がともに移転候補地として検討対象のひとつにしたのが六本松の九州大学跡地である。
 しかし福岡市は、六本松の九大跡地について「裁判所の移転先」としか考えておらず、早い時期から積極的に、裁判所と開発を担当する独立行政法人都市再生機構(UR)に働きかけを続けていた(この胡散臭い話は後日、別シリーズで詳細を報じる)。市は、はなからこども病院や青果市場の用地とは考えていなかったのである。
 
 当然、こども病院検証・検討や青果市場の検討では、九大・六本松跡地について、いい加減な評価を下すことにつながる。否定するための評価なのだから当然なのだが、同じ土地をほぼ同じ時期に評価しながら、土地の値段が違うということがあるはずがない。しかし、市役所が公表したふたつの「報告書」に掲載された九大・六本松の土地の価格は、大きく違うものだった。

(つづく)

【市政取材班】

<NET-IB主催>8月総選挙の先を読む「政権交代」で日本はこう変わる!

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