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福岡にパワーを与える企業100社(52) (株)環境施設
クローズアップ
2009年8月 3日 10:02

読者のみなさんへ

 弊社は『福岡にパワーを与える企業100社』を出版致しました。
 同書は、昨今の経済動乱の最中にあって、絶えざるパワーとエネルギーで躍進を続ける福岡・九州の企業を、トップの肉声を交えながら紹介します。
 成功の秘訣や、経営戦略のヒントが盛り沢山の内容となっております。企業経営者の方も、これから経営を目指そうとする方も、本書を読めば、勇気百倍!! ご期待ください。

【媒体概要】
福岡・九州の企業100社を、文章と写真とで紹介。カンパニーインフォメーション(会社概要)・代表プロフィール・ワンポイントPRを併せ掲載。
 

株式会社 データ・マックス
TEL 092-262-3388 FAX 092-262-3389

株式会社 環境施設

土木、下水道、産廃・残土処理を
リンクさせたビジネスで生き抜く

-COMPANY INFORMATION-
代表者:田中 直継
所在地:福岡市博多区博多駅東1-3-21
設 立:1987年10月
資本金:5,000万円
業 種:土木建設業、下水道維持管理、産業廃棄物の収集運搬、処理等
年 商:(08/06)31億3,110万円
TEL:092-473-6168
URL:http://www.k-shisetsu.co.jp


公共工事が減少する中で、
新たな分野に活路を見いだす

 2006年度の国の公共投資額は7.2兆円と5年連続で減少。そのため、公共工事を柱としてきた土木建設業者の多くが業績を悪化させ、倒産に追い込まれるケースが相次いでいる。財政再建を進める国は公共事業の削減を進めており、今後も土木建設が減少していくのは間違いない。
 こうした環境の変化にいち早く対応し、独自のビジネスモデルを確立。土木建設における新たな分野を開拓して躍進している企業がある。福岡市博多区に本社を置き、筑紫野市にリサイクルプラントをもつ「(株)環境施設」だ。
 同社は田中直継社長が土木工事業を営む先代の下で、水処理を請け負う形で1987年に設立。現在は土木業本体も引き継ぎ、下水道工事、廃材や残土の収集運搬・処理、地盤・土質改良、軽量盛土工事まで、関連事業を拡大している。
 「土木工事が減る中、当社は得意な下水道の維持管理や補修、建設残土のリサイクルに打って出ています。目下の売上げ比率は土木が5割、下水道が2割、産廃処理が3割ですが、老朽化した下水道設備が多いので、維持管理や管更生は確実に増えていくと思います」と田中社長は自信をもつ。
 公共事業の削減が土木工事業者の首を絞めると言われる。しかし、国の財政再建は待ったなしだし、巨額の税金を投資する公共事業は見直さなければならない。当然、土木建設業者自身にも変革が求められる。
 その先陣を切ったのが同社といえるだろう。「作る」工事から「維持する」工事へ。「捨てる」産廃から「活用する」資材へと、同社はビジネスの軸足を変えた。
 道路や港湾、橋梁の整備といった土木工事は、もはや増えることはない。しかし、下水道は多くが耐用年数に達しているため、維持管理を徹底し異状があれば補修が必要になる。土木工事で発生した産廃や残土は砂や石、土などに分別すれば新たな工事に再利用できる。
 同社はこの分野に活路を見いだし、材料開発などを手がけながら、効率的な設備投資を行ない、ビジネスチャンスをつかんだのである。

(以下、『福岡にパワーを与える企業100社』参照)

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