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福岡7区 8時半出陣式の不思議
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2009年8月21日 08:00

 18日の公示日、福岡7区の前職陣営は朝8時30分という早い時間から出陣式を行った。公選法の規定では、「選挙運動」は立候補の届出をしたのちにスタートということになっている。8時30分を選んだのは、そのことを意識してのことだろうが、同法の別の規定により、拡声器の使用にあたっては、選管が発行した「表示」が必要となる。
 選挙事務所の標札、選挙運動用拡声機の表示、選挙用自動車(あるいは船舶)表示板、街頭演説用標旗(1枚)及び腕章(11枚)、個人演説会用立札、選挙用自動車乗車・乗船員(ウグイス嬢などと呼称)用腕章などを「選挙の七つ道具」というが、これは立候補届け提出後に選管からもらうものである。
 通常、「七つ道具」がなければ選挙カーのマイクが使えないことに加え、選挙用自動車表示版を持って警察に行き、選挙カーの仕様を確認してもらう必要がある。こうした手順を踏むためには、どうしても時間が必要となる。そのため大半の出陣式や第一声が朝10時ころにずれ込むのである。
 異例の早朝出陣式を開いた自民前職の事務所に聞いたところ、「選挙区が広いため、いつもこの時間にやっている」と答えた。当然、拡声機用表示や標旗はなかったことになる。
 ザル法と言われる公選法だが、どうしたら朝の8時半に「選挙運動」である「出陣式」が開けるのか、謎が残ってしまった。

選挙の7つ道具

【総選挙取材班】

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