NET-IB NEWSネットアイ

ビーニュース

脱原発・新エネルギーの関連記事はこちら
純広告用VT
カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ
会社情報

政治

激戦!福岡2区 ~山崎拓氏~ 保守本流の誇りかけ
政治
2009年8月27日 08:00

 投票日まで3日を残すのみ。福岡2区は、派閥トップである山崎拓氏(自民・前職)と民主・新人の稲富修二氏による事実上の一騎打ちとなっており、両陣営とも必死の戦いを展開している。

 山崎拓氏は、決起大会などで必ず次のようなフレーズを使い、自らを奮い立たせるかのように聴衆に訴える。「今回が最後の選挙になるかもしれないが、郷土のため、国のために働きます」。当選12回を数え、派閥の領袖でもある山崎氏は、これまでとは一変した戦いを余儀なくされている。メディアが伝える「劣勢」を、肌身で感じているからだ。
 これまでの選挙では、派閥トップとして自派の応援で全国を駆け回っていたが、今回は選挙区にへばりつく。50の小学校区ごとに街頭宣伝をこなし、夜も個人演説会を開く。また公示前には選挙区有権者宅を訪問し、ドブ板に徹してきた。もちろん、組織選挙も徹底し、自民支持層への働きかけを強化する。
 さらには自民・公明両党の幹部を招いた集会を開催し、旧来からの支持者固めと浮動層への浸透も図る。20日には山崎派の石原伸晃・党幹事長代理、浜四津敏子・公明党代表代行を呼んでの集会。25日には舛添要一厚労相と公明党常任顧問の神崎武法氏を招いての総決起大会が開催された。27日には石原慎太郎・東京都知事も応援に駆けつける。
 情勢は自民党県連や選対幹部も認めるように「厳しい」。山崎陣営は、「財源なきバラマキでは日本は破滅する」「国旗を切り刻み党旗にする民主党には政権は任せられない」として民主党を厳しく批判、支持者に対して「ひとり1日1票」の上積みを呼びかけている。
 党や内閣の要職を歴任してきた山崎氏。自民党が政権の座から転げ落ちようとしているなか、自らを保守本流と位置づけ、福岡の地でその伝統を守らねばならないと訴える。「現在の自民党は福岡出身の緒方竹虎・自由党総裁と鳩山一郎・日本民主党総裁の合同で誕生した。福岡は自民党の生まれ故郷でもある」と力説し、その灯りを消してはならないと強調する。得意の外交・安保分野での実績を披露し、民主・社民には外交・安保政策の共通政策がないと批判。「政治生命を賭けた戦い。政権は渡せない」として最後の追い込みに懸命だ。
 組織戦とドブ板で、民主・新人候補をどこまで追い上げるか注目される。

山崎拓氏""

【総選挙取材班】

※記事へのご意見はこちら

関連記事

powered by weblio


政治一覧
政治
2011年7月27日 18:05
純広告VT
純広告VT

純広告用レクタングル


IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル