東京に拠点を構えて19年になるA社は、この5年でようやく黒字が得られるようになった。ところが、肝心のホームグラウンドである福岡・九州では、飯が食えない悲惨な状態が続く。社員の首切りは踏ん切りがつかない。そこで、収益性の高い東京へ精鋭社員達を転勤させた。A社の社長が指摘する。「大手S不動産ですら大阪を見切った。『東京でしか利益をあげられない』と読んで、大型物件を仕込んでいる」。
とはいえ、さすがの東京地区でも二分状態にあるそうだ。50億円以下の物件は減っている。一方、300億円以上の物件は目白押し。とくに、神田地区の再開発が注目されている。戦後まもない頃に建てられたビルの建て替え需要のプロジェクトがたくさんある。
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