きょう朝、福岡、佐賀、熊本、宮崎、鹿児島の５県警からなる合同捜査本部は、東警察署で記者会見を開き、（株）丸美の元役員ら５人を有価証券偽造および同行使の疑いで逮捕したことを発表した。

　逮捕されたのは、丸美元代表取締役の金丸 近（かなまる ちかし）容疑者（57）と宮崎 隆※容疑者（56）、同元取締役の増永 浩一郎容疑者（48）、同元従業員の宮崎 増恵※容疑者（52）と深野 修容疑者（52）の５人。

　合同捜査本部によると、５人は共謀して、2006年８月上旬、福岡市内の広告代理業者等をして、A５大の用紙に「合同会社丸美堺筋本町ビル無担保社債券」、「金壱千萬圓」、「利率率年10.0％」など。さらに実在しない「東京都中央区八重洲１丁目４番22号、合同会社丸美堺筋本町ビル」および「代表取締役」名などを冒用して印刷。
それぞれの名下に同社名などの印鑑を押捺するなどした「合同会社丸美堺筋本町ビル」発行の架空社債を複数枚偽造した。この架空社債は、同年８月中旬ころ、福岡県内の会社役員男性に対し、複数枚販売されたという。

　さらに、同年９月下旬ころ、５人は同様に「第２回合同会社丸美堺筋本町ビル無担保社債券」、「金弐百萬圓」、「利率年10.0％」などとして、再び架空社債を複数枚偽造。同年10月下旬ころ、前出の会社役員男性に対し販売したという。

　なお、同容疑については、現在のところ増永容疑者のみが認めており、残りの４人は否認しているという。

※崎は（山へんに立に可）

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