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政界インサイドレポート

「菅続投」なら短命内閣、民主党分裂はない ~小沢「最後の巻き返し」(5)
政界インサイドレポート
2010年9月13日 16:00

~早くも次の代表選に向けて走り出した前原、岡田、原口、樽床ら第2世代

◆小沢「最後の巻き返し」

 そうしたポスト不足が菅首相の最大の不安要因だ。
小沢一郎氏 小沢陣営では、菅陣営のポストバラマキを逆手にとって最後の巻き返しに出ている。
「菅続投なら大臣交代はせいぜい4~5人。ポストを期待しても回ってこない。小沢首相なら大臣16人全員を入れ替え、副大臣、政務官を含めた70~80人の政務3役を交代させる。力を振るえるのはどちらか考えてほしい」
 そう菅支持派の政務3役待望組の菅支持派議員に働きかけているのだ。
 経済界の評価も2つに分かれる。日本経団連や経済同友会はトップが表向き菅首相を支持したものの、「財政再建論者の菅首相の続投なら思い切った経済対策は打てないから円高が一層進み、株価は7000円台もありうる。小沢首相なら財政再建は後回しにして景気重視の財政出動、為替介入をやるから短期間で為替は円安に振れ、株価は上がるだろう」(証券アナリスト)と、専門家の見方はほぼ共通している。
 財界や中小企業団体に、小沢氏の実行力に期待する声は少なくない。
 一方の野党・自民党は、石原伸晃・新幹事長が、「小沢氏が勝てば政治とカネを徹底して糾していく。政策的には菅さんと近い」と菅氏にエールを送ったが、その真意は、「小沢首相なら自民党の支持基盤をどんどん壊しに来るから当面、政権交代のチャンスはないと見た方がいい。菅続投なら戦いやすいし、政権奪回が早まる」(自民党参院幹部)と見ているのである。
 菅首相がこのまま逃げ切れるのか、それともまさかの大逆転があるのか。その結果によって日本の政治・経済の方向が大きく違ってくるのは間違いない。

(了)

【千早正成】

▼「菅続投」なら短命内閣、民主党分裂はない シリーズ一覧
代表選の陰に「反創価学会宗教団体」の動き(1)
「小沢ガールズ」をめぐる攻防(2)
「次の代表選」をにらんだ票集め(3)
「大臣手形」乱発のツケ(4)
小沢「最後の巻き返し」(5)


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