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2010福岡市長選

大学生が市長選立候補予定者に質問~「福岡みらいづくり2010」公開討論会
2010福岡市長選
2010年10月18日 19:06

 17日に開催された「福岡みらいづくり2010~マニフェスト型公開討論会~」で、福岡市長選挙の立候補予定者に対して、大学生が質問する時間が設けられた。質問を行なったのは、NPO法人「ドットジェイピー福岡支部」に所属している九州大学法学部2年生の荒武見希(あらたけ みるき)さんと西南学院大学法学部1年生の成松秋穂(なりまつ あきほ)さん。2人は各立候補予定者に対して「子育て支援」に関して、いくつかの質問を行なった。同法人は、『若年世代の投票率向上』を目的に、全国の大学生に「議員インターンシップ」を提供する団体。その運営は全国の大学生スタッフが行なっている。

質問をする成松秋穂さん 成松秋穂さんは「子育て支援というものは地域コミュニティが行なうものであり、行政が手を出しすぎているのではないか」と質問した。この質問に対して、「地域の支援が活用できる仕組みを作る」(荒木氏)、「新しい地域コミュニティのまちづくりのタウンモデルを作る」(内海氏)、「地域がないから、地域ビジネスで肩代わりする」(植木氏)と回答。地域の力を積極的に活用していく考えを示した。
 一方、吉田氏、有馬氏は「これ以上、地域の方に色々な力を出してもらう仕組みを考えるのは容易ではない」(吉田氏)、「保育園の整備を行ない、子育て支援をしっかり応援する」(有馬氏)と回答。行政主導で子育て支援をするべきとの考えを示した。高島氏は「保育園の整備だけではなく、受け入れ態勢がどうなっているのかの整理をすることも重要」と述べた。

 次に荒武見希さんは「首長と議会の関係について」の質問を行ない、木下氏と飯野氏が首長と議会の対立に関して回答した。「地方議会の議員は当選後、白紙委任ではない。重要な事項については住民投票を行なって民意を問う必要がある」(木下氏)「対立ばかりでは市民の皆さんに迷惑がかかるので、バランスをとりながらやりたい」(飯野氏)
質問をする荒武見希さん 「首長と議会との関係について」は、コメンテーターとして討論会に出席した、元三重県知事で早稲田大学教授の北川正恭氏が市民に対して「議会は追認機関になっており、市民不在の執行部と市議会で構成されている。今まで業界団体と談合してきただけ、市民もそれを認めてきたような文化をつくりかえよう」と会場の約150人の市民に呼びかけた。
 荒武見希さんは討論会終了後「今日は勉強になりました。二元代表制についてはもっと勉強したい。議会と市長、どちらが民意を本当に反映しているのだろうか。」と質問を行なった感想を述べた。

 この日の討論会に出席した立候補予定者は8人。会場は350人が定員となっていたが、集まった市民は約150人であった。今回の取り組みのように、若者と政治家が対話する場を設けるなどして、市民が積極的に政治参加する土壌を養っていくことが、これからの福岡市に必要なことではなかろうか。

【中山 俊輔】


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