「COP（Conference of the Parties）」とは、国際条約を結んだ国が集まる会議（締約国会議）のこと。そのなかの「生物多様性条約」による10回目の締約国会議「COP10」が、10月11日（月・祝）～29日（金）の期間で、愛知・名古屋にて開催される。
　その今回の「COP10」においては、北九州市出身の書家・文字文化文筆家の宇佐美志都（うさみ・しづ）氏が、日本政府の提言に関するメインビジュアルを担当。会のなかで使用されるさまざまな映像にも同氏の"書"が起用されるほか、会期中の印刷物にもさまざまなかたちで"漢字"が登場する。
　ほかに同氏は文字学的考察も担当しており、「今回の開催によって『COP10』が日本人にとってもっと身近な国際会議に変わり、一人でも関心を持ってくれる人が増えてくれればありがたい」と話している。
　また、開催に先駆けて行なわれた、９月22日のNY国連本部での日本政府の記者発表においても、同氏が"漢字"「歌」を揮毫（きごう）し、「歌」と自然に関わる文字学的考察を担当。「COP10」の名誉大使の福岡市出身の女性アーティスト「MISIA（ミーシャ）」氏が現地での記者発表に臨み、宇佐美氏の「歌」を掲げながら漢字の成り立ちを紹介した。
　世界的な国際会議が、「環境都市」北九州市出身の宇佐美氏の"書"によって彩られ、大成功に終わることを願ってやまない。

【荒瀬 拓生】

＜関連サイト＞
COP10　AICHI-NAGOYA
COP10とは・・・
宇佐美 志都 氏HP

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