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2010福岡市長選

「乱戦」街頭演説や討論会で立候補予定者が熱い訴え
2010福岡市長選
2010年10月17日 12:00

<街頭演説>
 16日、11月14日投開票の福岡市長選に立候補を予定している8人は、街頭演説や公開討論会などで、それぞれの主張を市民へ訴えた。

吉田宏氏 現職・吉田宏氏(54)は、市内3カ所で街頭演説を実施。同氏を推薦する民主党の野田佳彦財務大臣が応援にかけつけた。野田大臣は、中央区天神の天神ツインビル前で演説を行ない、吉田氏が強調する「1,200億円の市債残高を削減した」という実績を盛んにほめたたえた。吉田氏は「資源がない福岡では教育による人づくりが重要」との主張をし、中国からのクルーズ船増の話の流れで「アジアの活力を取り込んでいくことが必要」と訴えた。

高島宗一郎氏 一方、自民党が支持する元アナウンサー・高島宗一郎氏(35)は、市内2カ所で街頭演説。中央区天神の新天町アーケードで行なわれた街頭演説には、7月の参議院議員選挙福岡選挙区で初当選した大家敏志参議院議員が参加。尖閣諸島の中国船衝突事件における民主党政権の外交姿勢を痛烈に批判。そのうえで「経験のなさは自民党が総力をあげて支える」として高島氏へバトンタッチした。
 「自民党しっかりしろ!」という市民からの激が飛ぶなか、演説を行なった高島氏は、自らのアナウンサー経験を強調、「(福岡市政は)情報の発信がされていない。公開と発信は違う」としたうえで「わかりやすく伝えることができるのは自分しかいない」と訴えた。

<公開討論会>
 他の6名の立候補予定者、元福岡市議・荒木龍昇氏(58)、西福岡・民主商工会事務局長の有馬精一氏(59・共産推薦)、元予備校講師・飯野健二氏(49)、元福岡市教育長・植木とみ子氏(61)、元会社員・内海昭徳氏(32)、元佐賀市長・木下敏之氏(50)は、公開討論会に出席。討論会を主催したのは、「福岡市立こども病院の人工島移転撤回を求める市民会議」。討論内容は、こども病院移転、アイランドシティ(人工島)事業が中心。出席した6人は基本的に移転反対の考え。移転推進の吉田氏、高島氏は不参加。

16日公開討論会1 討論会のなかで各立候補予定者は、今後の福岡市政におけるアイディアを披露。それぞれの意見に他の立候補予定者が賛同、うなずく場面も時折見られた。

 荒木氏「世界情勢、国の方針から大型港への港湾事業は必要がない。博多湾の自然・環境を保全し、観光資源として活かす」「農水産業で生産から食品加工、流通販売までを行なう第6次産業で雇用の創出」。

 有馬氏「人工島事業を中止し、100億の事業費で『本業で食っていけない』という地元中小企業へ、新たに作る公契約条例に基づいて仕事を回す」「政令市で2番目に高い国民健康保険料の全国平均への値下げ」。

 飯野氏「メイドイン九州グランプリを開催し、世界へ情報発信」。

 植木氏「福岡の文化・歴史資源を磨き、世界の集客交流都市を復活」「研究・文化施設の集積による新たな産業の創出、教育による人材育成からまちおこしへ」「地域における幼老共生社会の実現、社会との関係性を学ぶ教育の普及」。

 内海氏「世界最先端の知識集約都市として都市のブランド化」「若者から政治リーダーを作るための行政支援」。

 木下氏「こども病院の現地建て替えにおいて、医療を続けながら行なえるリファイン建築方式」「LRT(ライトレール)など新型都市交通による人工島の魅力化」「法人住民税の減税による日本主要企業のアジア本部やアジアの企業の日本本社の誘致」。

公開討論会2 一方、傍聴した市民から出席者6名への質問(意見)には、「候補者が多すぎる」と、票が分散する結果、現職が有利となることへの危惧も――。討論会終了後の取材では「誰がいいとかではなく、それぞれの意見をまとめてよりよい市政につなげて欲しい。吉田さんと高島さんが来ていないのは残念」(20代女性)という声が寄せられた。

【山下 康太】


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