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水道防災協同組合 既成概念を覆すスプリンクラー開発に成功・特許出願中
新商品・新技術
2010年10月26日 10:02

<コスト・性能で従来型を凌駕(りょうが)>

開発したスクリンプラー 水道防災協同組合(福岡市南区)が開発したスプリンクラーシステムはこの程、日本消防検定協会の性能鑑定を取得した。すでに特許を出願している。
 このシステムは消化タンク、加圧ポンプが不要な「乾式」といわれるもの。コスト面や性能面で従来の「湿式」よりも多くの面でメリットを有する。従来の「湿式」はタンク、加圧ポンプを要するほか屋内のスプリンクラー配管内に常時水が満たされている方式。常時、水が満たされているのでデメリットが色々ある。一方水防協の「乾式」は水道に直接連結されており火災発生時に防災弁ユニットから即座に水を通す。このため凍結、結露、漏水、流水音、停滞水(死水)の心配がない。またタンク不要で配管の設計が単純で配管の圧力損失や口径が小さい。また、制御盤と電動弁・警報ブザーを一体化したほか、テスト装置と点検機能もユニット内に装備することで日常・法定点検を簡素化しすることができた。このため維持管理のコストの大幅な削減につながった。

<バッテリー内臓で停電時でも消火可能>

防災弁ユニット  水防協の「湿式」システムはバッテリーを内蔵していることで、停電時にも消火することができる。火災そのものが非常事態だけに、さまざまな要因による停電併発リスクは小さくない。こうした時でも対応できる柔軟性が利用者の安心感を高めている。ほかにもタンク、加圧ポンプが不要のメリットとして省スペースでの活用が可能である。これまでタンク、加圧ポンプを置くスペースを確保できなかった建物にも設置可能となった。さらに同システムは火災発生後消防隊の到着まで散水は継続される。
 システムを開発した水道防災組合は防災工事業者、設備工事業者、電気工事業者、建設業者などそれぞれの分野のプロ集団。コスト面や設置環境などによりスプリンクラーを設置されず発生した火災の悲劇に心を痛め、これ以上繰り返してほしくない願いがこのシステムの開発につながった。今後、グループホームや集合住宅、一般住宅やマンション(10階まで)などへの活用が期待される。

 なお、水防協は常設展示場を設置して随時説明会を開催している。

<問い合わせ先>  
水道防災共同組合
福岡市南区的場2-25-5-4F 
電話:092-586-5331
FAX:092-586-5332
担当:中村

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