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コダマの核心

「企業再生実録」は つくりドラマより100倍面白い(3)
コダマの核心
2010年11月 1日 16:28

企業再生コンサルがいまやグループ1,200億円企業のオーナー
ベンチャー・テクノ・キャピタル(株) 是松孝典氏

6年ぶりの出会い

ベンチャー・テクノ・キャピタル(株) 是松孝典氏 ベンチャー・テクノ・キャピタル(株)(以下・VTC、東京都中央区京橋2-11-6)の代表である是松氏と、この7月の東京での勉強会で6年ぶりに再会を果たした。勉強会の講師として是松氏が招かれていたのである。こちらは「何でこの勉強会に講師なのだろうか」と違和感を抱いて聴講した。前列に座っている筆者を眺めつつ是松氏も「どこかで見たオヤジだな」と思いつつ訝しげな顔をして講師を務めていた。
 VTCの是松氏は、6年前までは企業再生のコンサルとして活躍していた。福岡で講演をしたきっかけで知り合った。是松という名前はまさしく糸島に由来のある名前だ。筆者は調査マン時代から是松興産にお世話になった。この会社は木材業から転じて糸島地区で建売業を手掛け、最後はゼネコンに転身したが、ついに倒産した。一時は福岡市西区小戸でレストラン経営もしていた。その是松家の本家筋に当たるのが、VTCの是松氏の家であったそうだ。そこまでは6年前に聞き及んで知っていた。

企業再生コンサルから一転して年商1,200億円企業のオーナーへ

 是松講師の話を聞きながら驚くことばかりであった。講演のスタートは「何か企業コンサルの話であろう」と予想していた。IT関連の会社の話がなされていたから「そういえばIT業に絞ったコンサルをしている」ことを一瞬、思いだした。「IT生産工場のリスクコンサルの本題に入るのであろう」と勝手に想像していた。「中国での工場における中国人の働かせ方は本当に大変だ。油断も隙もないように構えることが重要だ」と話が佳境に突入して「おや?」と感じることになったのだ。
 是松氏の話の端々に「私の会社では」という言葉がでてくる。「なんだ。是松氏はコンサルから転じてIT部品を製造する工場の経営をしているのか!!再生を頼まれてどうにもならずに自分で経営者になってしまったのだろう。コンサルという虚業から実需の経営者に転身することはよくある話だから」とこれまた凡人の狭い器量で浅はかな推測に浸っていた。しかし、「どうもおかしい。スケールが違う」とこちらの頭脳力を逸脱した気配をキャッチした。
 是松氏の最後の講演の結びで「現在、VTCグループの中核企業は6社ありまして、売上1,200億円になります」と語ってくれた。「なんと何と!!年商1,200億円グループ企業の経営者だと!!」と頭が錯乱し始めた。「どう考えてみても再生コンサルを頼まれて1,200億円企業の経営者にはなれるわけがない。時間はこの6,7年足らずではないか」。
 「早く講演が終われ!!質問タイムに入れ!!」と気が急いた。
 質問タイムに早速、聞いた。「是松先生!!VTCグループ1,200億円企業のオーナー社長であることは間違いありませんか?」。「間違いありません。私が正真正銘のオーナーです」。この経緯は弊社が出版しているIB秋季特集号「企業再生シリーズ」に詳細を触れている。参照されたし。

(つづく)


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