―告示前のお話になるのですけれども、先ほど植木さんが「高島さんの陣営側に何らかの働きかけをすることはなかった」という主旨のことですが、同じことについて、北嶋さん、山崎さん、そういうことはなかったと言ってよろしいでしょうか。

　北嶋　私のほうから働きかけたという意味でしょうか。

　―植木さんの選対を組むにあたってですね、いろいろな方々が関わっているわけですけれども、そのなかには企業人の方もいらっしゃいます。政治に詳しい方もいらっしゃいます。そういった方々が何らかのかたちで、高島さんとか自民党の側に共闘とか呼びかけた、働きかけたということはなかったのでしょうか。

　北嶋　私の方からは一切、どの方に働きかけていいかも分からない状態もありましたし、働きかけるという発想事態、うちの事務所は持っていません。ありえません。

　山崎　同じで、窓口となるような人を私は存じません。そういう話は一切ございませんでした。

　―高島陣営のほうからは、そういうお話があったと漏れ伝えていたところがあるのですが、その辺はいかがでしょうか。

　北嶋　結局、選対関係者という方が来られるのですが、本当かどうか分からないものですから、こちらも応対しなきゃいけないので応対します。合従連衡や薩長同盟みたいなことを言われますけれども、内容をよく、私の範囲では理解できないので、私の段階ですべてお断り致しました。誤解を招くといかんと思いまして、候補者（植木氏）には一切そういう話があったということは申し上げておりません。

　山崎　私もございません。一切ございません。

　―合従連衡や薩長同盟などをおっしゃった方というのは、ご本人は高島さんの選対の関係者だと名乗られたのですか。

　北嶋　お手伝いをしているということで来られました。

　―北嶋さんは、面識はないのですか。

　北嶋　はい、ございません。

　―その場で、その方がどの方なのか確認するとか、高島陣営に確認を取るようなことをしなかったのですか。

　北嶋　お断りしましたので確認しておりません。

　―それは、いつ頃のお話なのですか。

　北嶋　（９月29日に）パーティーをやった後の話でしたので、９月の末か10月の最初の頃の話です。

　―今の選挙事務所に訪ねてきたということですか。

　北嶋　はい、その通りでございます。

　―すべてお断りしたということは、複数回あったということですか。

　北嶋　はい、そういうことでございます。違う人が、同じ人ではなくて。

　―選挙戦の告示後は、そういった打診はなかったのですか。
　
　北嶋　はい、一切ございません。

　―何か取引材料などを提示されたのですか。

　北嶋　取引というより極端に言えば、「一緒に選挙活動が出来ないか」という話なので、選挙制度を考えますと、一緒に選挙をするということは出来ないし、どちらかが降りれという話になりますので、そういう観点からもお断りさせて頂きました。一緒に選挙するということは、私も素人なのでよく分かりません。申し訳ありません。

※括弧内はNET-IBニュースで補足した部分です。

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