NET-IB NEWSネットアイ

ビーニュース

脱原発・新エネルギーの関連記事はこちら
純広告用VT
カテゴリで選ぶ
コンテンツで選ぶ
会社情報

福岡への提言

新たな不動産ビジネスの展開~(株)早川不動産・早川社長
福岡への提言
2011年1月19日 16:02

(株)早川不動産 代表取締役社長 早川 眞市

<独自システムで管理業務を効率化>

 入居者募集から物件案内、各種手続き、敷金や家賃の管理など、不動産の管理業務はマンパワーによる部分が多く、スタッフ一人ひとりにかかる負担はかなり大きい。しかも、近年は不動産マーケットが縮小傾向にあることから、業者間の競合も次第に激化。そのことがさらなる業務の増大をもたらすという悪循環に陥っている。こうしたなか、「どうすればサービスの質を落とすことなく不動産の管理業務を効率化していくかを考え続けてきた」という早川眞市氏。ケータイをかざしてのカギの開・施錠ICカード搭載iモード対応携帯電話をマンションのドアやエントランスの鍵として採用するというシステムを国内で初めて開発した。同システムの特筆すべき点は、自分の携帯電話に書き込まれている鍵IDを他者の持つ携帯電話に転送できるだけでなく、その転送した鍵の有効時間を、例えば1時間とか3時間とかに限定して任意に設定することができるという点である。
 早川氏は「今の時代は、以前と違って、不動産業者と一緒に部屋を説明されることを嫌う傾向があります。それでも、鍵を渡して勝手にどうぞとも言えません。サービス業として、顧客ニーズに応えながら効率化を図ることが今回のシステムに繋がっています」と語る。効率化で管理費を含めた経費を削減、入居者やオーナーの負担を減らすことが、早川氏にとって一番の狙いである。

<有効活用から生まれたホテルや戸建住宅>

 また、同氏は管理物件の空室対策として10年前からデイリーマンションを展開している。「最初は、空室をどうやって活用しようかという想いからで、月額5万円の賃貸料が、1泊4,000円の宿泊料金にしても、30日フル稼働すれば月収12万円になります。不動産の有効活用手段でした。それも、携帯を使ったシステムがあったからなのです。世のなかは大きく転換しようとしています。そのなかで不動産業はアイデアが足りなかったと思います。土地というものの価値が下がることがないという発想があったからですが、その神話も消えてしまいました。それなら、その価値を上げるというより、有効に活用して下がらないようにすることが私どもの使命です」(早川氏)。
 このホテル事業は、もともと福岡市内で2室から始めたが、料金の安さやサービスのよさから口コミで伝わって利用が拡大。そのニーズの高さから以後、マンションを借り上げる形で小倉、熊本、鹿児島へと九州内で営業エリアを広げ、広島、神戸、名古屋、さらには東京へも進出。現在、約700室を稼働させるまでになり、新たな不動産ビジネスとして脚光を浴びている。
 また、郊外の不動産にも着目した。「ただ単に貸すだけでなく、我々で一部を分譲することも始めました。オーナーがアパート経営を考えても規模的な問題や、投資資金の問題などがあった場合、一部を買い上げて、戸建分譲を行なうものです。賃貸管理で、入居者ニーズは掴んでいますから、それを住宅のなかに取り入れることで、安く安心して暮らせるものが提供できるのです」と新た取り組みも始めている。
 「不動産業界はこれまで、どちらかというと技術革新と無縁なところで今日に至っています。しかし、旧態依然としたままではこれからの競争時代に生き残っていくのは難しい。そこで業界の常識を塗り替えるものをシステムとして作り出したのです」と、早川氏。この思いが、便利で安心して暮らせる新システムを生み出している。


<プロフィール>
早川 眞市(はやかわ しんいち)早川 眞市(はやかわ しんいち)
1950年、福岡市生まれ。70年に「早川不動産商事」入社。88年、「(株)早川不動産」に改組、専務取締役就任。90年、代表取締役社長に就任。一級建築士事務所・「(株)ホンダ建設企画(15年、(株)エスパース建設に社名変更)」を設立し、代表取締役社長に就任。2004年に「(株)KESAKAシステム」を設立し、代表取締役社長に就任(現在は取締役会長)。

<会社概要>
(株)早川不動産
代表者:早川 眞市
所在地:福岡市博多区吉塚本町2-44
設 立:1951年4月(創業)
資本金:1,000万円
TEL:092-611-0001

※本稿は以下の書籍に掲載されています。

好評販売中!! 愛する福岡へ「201人の提言」
愛する福岡へ 201人の提言 このたび、弊社では「愛する福岡へ 201人の提言」を発刊いたしました。内容は、政治、経済、学界の有識者および福岡・九州で活躍する企業経営者が、それぞれの立場から福岡の未来に対する提言集となっております。本著には、以下でご説明するさまざまな活用法がございます。

活用法その1 「企業経営の良き参考書」
 各界を代表する有名経営者の提言は、これから起業される方をはじめ、現在、経営に携わっている方への良きアドバイスとなるでしょう。経営戦略・人材育成・CSR(企業の社会的責任)など、内容は多岐に渡っており、さまざまな場面でお役に立つはずです。

活用法その2「営業先を知るための予習書」
 福岡を中心に各企業の代表がずらりと掲載されている本著は、各経営者の考え方や社歴を知るための予習書として営業ツールに最適です。

活用法その3「福岡の未来が分かる予言書」
 「予言書」とは言いすぎかもしれませんが、福岡・九州の発展のために、国会議員、自治体首長、地方議員の方々からいただいた提言も掲載されています。また、深い見識を持つ各業界のトップ・リーダーたちも、福岡のまちづくりに対するアドバイスを行なっています。

活用法その4「就職活動の参考書」
 これから社会へ飛び立とうという若者へ。就職後のミスマッチをなくすためにも企業の考え方の違いを知ることは重要です。就職を希望している会社の事前予習にも活用できる本著は、就職活動においても役に立つはずでしょう。

 ご購入をご希望の方は、下記リンク先のフォーマットからお申し込み下さい。代金は送料および税込みで2,500円です。

 ご購入申し込みはコチラ>>>

*記事へのご意見はこちら

関連記事

powered by weblio


福岡への提言一覧
純広告VT
純広告VT

純広告用レクタングル


IMPACT用レクタングル


MicroAdT用レクタングル