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結果を左右したのは4種類のポスター?~筑紫野市長選アザーサイド
政治
2011年2月 1日 10:51

 30日、投開票が行なわれた筑紫野市長選は、前福岡県議の藤田陽三氏(68)が現職・平原四郎(60)氏を破り、当選を果たした。その差はわずか472票。投票率に影響したとして低気温・降雪、市長選のPR不足など、勝敗に関してさまざまな要因があげられたが、二強にまぎれ3,764票を得た元筑紫野市議・浜武振一氏(45)の存在も見逃せない。

 開票が始まる前、浜武氏は市内の公民館で取材に対応した。あえて選挙事務所を構えず、数人のボランティアとともに選挙戦を戦い抜いた。「選挙ポスター貼りの早さは、私のところが一番です」と胸を張った。実は、そのポスターに秘策があった。浜武氏のポスターは4種類(写真参照)あったのだ。

浜武氏の選挙ポスター

 そのことに触れると、「市内のポスター掲示場は137カ所。つまり、最大137種類作ることができるのです」という答えが返ってきた。浜武氏はポスターのデザインを3種類については自ら考え、残る1種類(画像右端)は夫人が考案したという。
 そうした手作り戦術の一方で浜武氏は、政治団体「日本創進党」の推薦を得た。そして、前杉並区長・山田宏党首と前横浜市長・中田宏代表幹事の両氏が駆けつけて応援演説を行なうなどの空中戦を展開したのである。組織戦を行なえなかった浜武氏の3,764票は、特定の支持を持たない層から獲得したものと思われ、二強が僅差に終わった結果に、決して無視できない影響を及ぼしたといえるだろう。

 浜武氏は「市議選のやり方で市長選を戦った。この戦い方で供託金を取られるようであれば、誰も立候補できないだろう」と、自身の"挑戦"を振り返る。有効得票総数3万5,328の1割である供託金没収点を越えたことで、100万円の供託金は返還され、選挙ポスター、選挙カー、選挙ハガキなどといった選挙運動費用も公費で負担される。「後のことはまだ考えていない」という浜武氏。彼の挑戦は、次のステージへと進むのだろうか―。

【山下 康太】


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