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福島原発事故 避難した主婦が放射能の恐怖を証言
社会
2011年8月 1日 07:00

 7月29日、福岡市中央区のソラリアプラザ1階で、福岡市原爆被害者の会「さざなみの会」による原子爆弾による被爆体験の証言が行なわれた。原爆被害者による原爆投下直後の様子、放射能の恐怖体験などが語られ、聴衆は心痛な面持ちで聞き入っていた。
同会の証言には、福島第一原発事故を受けて、福岡県へ避難してきた主婦(25・匿名希望)も参加。目に見えない放射能の恐怖から、子どもを守るために家族で避難してきたときの経緯、そして心情を語った。

hibakutaiken_110729.jpg 「放射能の恐怖を体験したら、原子力発電は容認できない」との訴えをした同主婦は、福島原発から60~70km圏内の地域に住んでいたという。避難を決意したのは福島第一原発3号機が爆発事故を起こした3月14日。また、朗読した証言のなかで、東日本大震災発生の翌日である12日に、放射性ヨウ素への予防となるヨウ素剤を国が集めていると一旦流れた情報が、夕方には見当たらなくなったことから、原発事故を確信したと説明した。「とにかく西へ」との思いで、福岡にたどり着いた。その後、世界における原子力エネルギーへの考え方が変わることを願い、反原発運動に加わるようになったという。

 朗読が行なわれたのは、エフコープ生活共同組合が主催し、福岡市原爆被害者の会が共催した今年(2011年)で5回目となる「天神ソラリアプラザ平和展」。バンド演奏、被爆体験証言、被爆体験朗読劇、オカリナ演奏などのステージ企画のほか、会場にはパネル展示、折り鶴コーナーなどが設けられた。エフコープでは8月、それぞれの地域で随時、展示などの平和運動を行なっていくという。また、「さざなみの会」は、8月6日(土)午後1時から、明治安田生命ホール(福岡市博多区中洲)で開催される「PEACE 2011 市民の集い」で集団朗読証言を行なう予定。参加費は500円。

【山下 康太】

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