「人材紹介会社のポータルサイト」に登録している人材紹介会社も、400社を超えました。1人の人材に対し、単純に、MAXで常に400社が競合となります。うかうかしておられません。夜中のメール書きはルーティンワークです。
ところで、そのメールの内容ですが、文章の上手さと友だち感覚が大切です。友だち感覚がなくても、年齢的に高い層(レベルも極めて高いことが多い)からの返信はあります。しかし残念ながら、その層に匹敵する求人は日本にはほとんどありません。あっ たとしてもとても難関です。効率が悪いのです。従って、多くの人材紹介会社は、実質的に、対応しておりません。
筆者は、ここに日本経済再生の鍵のひとつがあると思っているので、また別の機会に触れていくつもりです。
さて、現在の人材コンサルタントに要求される重要な3つの要素を前述しました。
(1)「システム知識」、(2)「文章力」、(3)「若者感覚」――の3つを挙げました。
このうち、(1)と(3)は全員がすぐに習得できるスキルでないことがわかります。そこで、誰でもすぐ身につく(真似ることができる)文章の書き方に関して、人材紹介会社は日夜研鑽しています。
今、この時点でも、どこかの人材紹介会社で「綴り方教室」が開かれています。
この「綴り方教室」はとても重要です。「友達感覚」で上手い「殺し文句」が入っている文章が書けると、人材からの返信率が高くなるからです。これは、コンサルタントの営業成績に大きく影響します。
自社の人材コンサルタントに「そんなアホな研修は受けたくない」と言われ、外注してしまっている会社もあります。その外注先は、退職して暇な元上場企業の人事部長から文書の上手い主婦・アルバイトまで多彩です。
しかしよく考えてみて下さい。元人事部長はともかく、コンサルタント経験もない、経歴書も読んだことがない主婦・アルバイトなどが「人生」をかけて相談してきた(そう思いたいのですが・・・)人材に、いくら文章が上手くても返事を書くのは如何なものでしょうか。
過去でも、現在でも、未来でも、コンサルタントの本分は、日夜「コンサルティング能力」を磨き続けることには変わりありません。
<プロフィール>
富士山 太郎(ふじやま たろう)
ヘッドハンター。4,000名を超えるビジネスパーソンの面談経験を持つ。財界、経営団体の会合に300回を超えて参加。各業界に幅広い人脈を持つ。
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