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エバーライフ、200億円企業に成長するまでの裏話(6)
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2012年2月 6日 16:00

 一昨年の売却報道に加え、昨年は社長交代など、健康食品通販業界に話題を振りまいた(株)エバーライフ。今回、同社コールセンターおよび営業本部の管理職だった元社員のA氏より、200億円に成長した2005~07年に在籍した当時の製品開発から販売手法、人事まで余すことなく証言していただいた。

 大ヒット商品となった『皇潤』。A氏在籍時はすでに売上高は150億円を突破していた。「入社した当時で80万件の購入データがあり、リピート率は80%、MR(メディアレーション:テレビ広告などによる新規売上÷広告費)は1.2と、驚異的な売り上げを見せていた」という。

0125_e_koujun.jpg その売り上げを作り出していたのが自社コールセンターだった。「お客様と友達になるという意味合いでコールセンター部門は『カスタマーフレンド』と呼んでいました。ただ販売だけの手段ではなく、定期的に電話をかけて"毎日飲んでいますか"、"お体の具合はいかがですか"などと、確実に消費させて再注文させるためのフォローアップを丁寧に行なっていました」と話した。当時のコールセンターは外部のトランス・コスモス社を含め240名の組織だったといい、「コールセンターは全員女性の正社員。インバウンドとアウトバウントを両方やらせていて、基本給20万円に加えインセンティブという待遇でした。インセンティブは売り上げが300万円超えると5%、それから500万円、1,000万円と売上高に応じてインセンティブ率が高くなるという内容だったと思います。ですから社員のモチベーションは高く、優秀な人材も多かったです。年収が1,000万円を超えたコールセンター社員もいましたね」という。

 その売上が伸びる一方で、エバーライフの上層部で密かに進められていたのが「会社売却」だった。A氏によれば「もともとならば会社の業績が良いうちに上場する計画だった。しかし経営内容や財務関連で不透明な部分があり、上場できなかった」とし、「当時の総務部および経営戦略のトップが売却した方が面倒臭くないし、上場益よりも儲かると薦めたようだ」と話す。その後同社は前社長の鍋島氏を社長にするという条件付きで売却先を模索。外資系投資会社に約240億円で売却されることになる。

(つづく)
【小山 仁】

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