新日本製薬(株)は「One to One health & beauty-care.」をコミュニケーションメッセージに掲げ、美容品・健康食品・医薬品の通信販売と店舗展開を行なっている。また、さまざまな社会・地域貢献活動に熱心で、東日本大震災後も地域に密着した支援活動を行なっている。
<売上高200億突破>
――ほかにも、飲酒運転撲滅運動やカンボジアにおける地雷撤去支援活動、障害者のスポーツ活動支援など、地域貢献・社会貢献でご活躍です。一方、2011年度は売上高が200億円を突破しました。今後の展望についてお聞かせください。
後藤 10年から、福岡パルコ店を皮切りに美容店舗「ラフィネカラー」を全国14地区に展開しています。弊社は通信販売事業で成長させていただきましたが、ゴールが通販事業にあるとは考えていません。通販を利用している購買層はだいたい国民の6割と言われており、それ以外の方は利用していないわけです。リアル店舗を構え、顔が見えない通販ではできなかったサービスの可能性を新たに探り、通販との相乗効果を狙っています。
また、新日本製薬グループでは、米国の化粧品メーカー「ローラ メルシエ」を買収し(株)メルシスを設立、全国に14店舗を展開しています。一方で、アジア戦略の一環として10年に中国に貿易会社と現地の内資会社を開設、今春から化粧品通販を展開しています。
――長期的な視野に立った先行投資も目立ちます。生薬栽培は6年目に入りました。
後藤 06年に山口県の岩国市と進出協定を締結、同地における薬用植物栽培のために「岩国本郷研究所」を設立し、1万5,000m2の敷地内で薬用植物・健康野菜の栽培研究をスタート、熊本をはじめ島根、山口、宮城、新潟、青森の各県とも連携して甘草の量産化に向けた試験栽培を行なっています。4年後の15年には200トンの供給量を目指しています。また、仙台では震災による塩害を防ぐための甘草の実験栽培もスタートしました。
さらに、昨年12月に福岡市内に「赤坂メディカルケアクリニック」を開業しました。「One to One health & medical-care.」をコンセプトに、かかりつけ医院の立場で予防医学に徹したアドバイスを顧客に対して実施していきます。食事や運動の指導も並行して行ないながら、地域の医療に深く特化していきたいと思っています。また、今年の2月からは、処方箋医薬品からスイッチOTCとして鼻炎用予防薬「ルキナガード」をドラッグストアなどの小売店を中心に卸し始めます。
弊社は今年、設立20周年を迎えます。"第二挑戦期"として、「挑戦」をテーマに、さまざまなチャネルにチャレンジしていこうと考えています。
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