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「食品中成分の分析法」に特化~AIFNオープンカレッジセミナー
健康・医療
2012年2月 7日 16:00

 (社)国際栄養食品協会(AIFN)は6日、(財)日本食品分析センターと共催で健康食品業界の関係者などを対象としたセミナー「AIFNオープンカレッジ」を、薬業健保会館(東京都千代田区)にて開催した。

0207_06.jpg 同セミナーは、AIFNが推進する健康食品の教育・啓発活動「AIFNオープンカレッジ」の教育セミナーで、受講すると認定サプリメントプロフェッショナル資格の更新単位となる。セミナーには単位更新を目的とした有資格者や会員企業など、約30人が参加した。

 同セミナーの内容はこれまで、行政関係や成分などのトピックスが中心だったが、今回は(財)日本食品分析センターとの共催により、「食品中成分の分析法」に特化したセミナーとなった。

 はじめに(財)日本食品分析センター 栄養科学部 ビタミン分析二課の松岡慎氏が「食品分析における機器分析の基礎」と題した講演を行なった。松岡氏は日本食品標準成分表など、分析値の活用例の説明からはじまり、食品分析の種類・方法・分析の流れ・機器分析などについて解説。また、ビタミンEを例にして、実際の試験操作についても説明した。

 続く同センター多摩研究所 農薬試験二課の水越一史氏によるセミナー「GC-MS及びLC-MS(/MS)を用いた農薬残留分析」で同氏は、2008年5月に施行されたポジティブリスト制度を契機として、大きく変化した農薬残留分析法の流れを紹介した。同制度の導入によって、検査対象の農薬数は大幅に増加。このため、分析法も多項目を同時に分析できる一斉試験法がメインとなった。

 検出器も選択性・感度に優れ、多成分を同時に測定できる質量分析器(MS、MS/MS)が一般的となり、最近ではさらに高性能なTOF-MSも導入されている。また、超高速液体クロマトグラフも導入されるようになり、測定時間の高速化・高感度化も進められている、としている。

 最後に同センターの栄養科学部 油脂分析課 村山真一氏による「トランス脂肪酸の現状と今後の動向」と題したセミナーが行なわれた。村山氏はまず脂質・トランス脂肪酸の定義・化学・分析について説明した。トランス脂肪酸の規制と表示では、食品中のトランス脂肪酸含有を2グラム/100グラム油脂に規制しているデンマークや、米・カナダ・ブラジル・韓国など同脂肪酸の表示を義務化している海外の事例を紹介しつつ、農水省や食品安全委員会、消費者庁のこれまでの動きを振り返った。

 結びとして村山氏は「農水省からは分析法の詳細が明らかにされるはずであるが、表示上の分析法の課題整理が必要である。事実を踏まえた産・官・国民の正しい理解と冷静な対応が望まれる」とまとめた。

【山本 剛資】

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