健康食品などで使われている西洋フキ由来成分「バターバー」が肝臓に悪影響を与える疑いがあるとして、厚生労働省では都道府県等を通じ、事業者へ関連商品の販売中止と、摂取を控えるよう呼び掛けている。
今回、英国の医薬品庁(MHRA)が、国内で販売されているバターバーを含むハーブ医薬品について肝毒性に関連する疑いがあるとして、事業者に対して自主回収と、消費者に対して使用を中止するように注意喚起したことを受けたもの。MHRAによれは、バターバー(Butterbur)は欧州全域に分布するキク科の多年草。花粉症や排尿トラブル、偏頭痛の対策として期待できるハーブとして広く扱われている。しかし、重篤な肝障害を起こす疑いのある成分「ピロリジジンアルカロイド」が含まれており、通常は同成分を除去して製品化されている。しかし、同成分が除去されている製品で、急性肝炎や肝不全などが40例報告されていることから、今回の通知に至ったという。
日本国内では主に花粉症対策の海外サプリメントがインターネット業者を通じて流通しており、厚生労働省調べによれば、カプセル剤や粉末剤などの製品で約115kg(2011年現在)が日本に輸入されていた。取扱いの各サイト業者によれば「通知された同日に販売を中止した」「健康被害などのクレームはないが、販売を控えている」とし、すでに販売を自粛している動きがみられた。
※記事へのご意見はこちら