19日(日)、親富孝通り(福岡市中央区)を"親富恋通り"に改めて行なわれた地域活性化イベント「親コン」。街をあげての合同コンパという全国的に注目を集めているイベントスタイルなだけに、若者の注目度は高かった。参加者は総じて楽しそうであったし、終了後、「はやく次の親コンを開いてくださいよ」「7月まで待てません」という熱烈なラブコールもあったという。
また、イベント当日、昔から親富孝通りで働く人たちのなかからは「若い人たちが賑やかに通りを闊歩している。この若々しい華やかさこそ、親富孝通りらしい」という喜びの声も聞かれた。
しかし、なにしろ初めての試みだけに、やってみないとわからなかった問題点も多々あった。これらの問題点を真摯に受け止め、次の企画に活かしていくことが肝心だ。
<足りなかったことがいっぱい>
イベント終了後の22日(水)。親コンの事務局がある「ビジネスカフェ」(福岡市中央区)に実行委員が16名ほど集まり、改めて反省会が行なわれた。
議論は、やはり当日問題となっていたスタッフ不足に関する件に集中していた。
■スタッフが足りない!~その1
親富恋通りという会場のセッティング・スタッフ不足。
親コンの開催地、親富恋通りを飾りつけるスタッフが足りず、会場盛り上げ隊が走り回ることに。
■スタッフが足りない!~その2
受付時間15時から、開催時間17時までの待ち時間を、盛り上げるスタッフ不足。
早く受付を済ませた参加者は、開始時間まで最大2時間待たねばならなかった。女性にはメイク講座、男性にはカラオケ1,000円割引のサービスを提供したが、少々退屈感が漂っていたことは否めない。スタッフと参加者が交流できるような企画が必要。
■スタッフが足りない!~その3
店舗によって、ばらつきもあった? 盛り上げ隊の圧倒的な不足。
盛り上げ隊の人たちは、各店舗間を移動する際の連絡と、盛り上げを一緒に担当するのが大変そうだった。舞台裏の事務所スタッフもてんてこ舞いであったし、結局各店舗で参加者の集まりにばらつきが出てしまった。謝罪に走り回るスタッフがやたら目に入ったのは、気のせいではないだろう。
■スタッフが足りない!~その4
そもそも根本的に、即戦力として動けるスタッフが足りていなかったのでは。なかには当日声がかかって、状況を把握できないままに手伝っていた人もいた。
開始後は、スタッフ以外を急遽「盛り上げ隊」に早代わりさせて手伝ってもらった店舗もあった。部外者参加というのは活性化というテーマに相応しく、良いとは思ったが、人手が足りない結果だったことに変わりはない。
<足りないと感じるのは、想いが大きいから>
反省会では、人材以外でも、「料理が足りない」「受付会場のキャパが足りない」「会場の飾りつけが足りない」と、さまざまな「足りない感」がスタッフ同士で盛んに指摘されていた。
しかし、参加者をもてなす気持ちがなければ、このような「足りない」という声はスタッフ側からは生まれないものだろう。もっと参加者を満足させてあげたかった、もっと協力店舗を宣伝してあげたかった、と、他人を喜ばせる想いが大きければ大きいほど、足りない感もつのる。そもそも、開催までの準備時間そのものが、2カ月間と足りなかったのである。しかし、それを言い訳として掲げるスタッフには、今のところ出会ってない。
今後、「親コン」は、第2回7月15日(日)、第3回12月23日(日)に行なわれる。地域を天神中心部にまで拡大し、参加者も500名を募る予定だ。成功すれば、福岡市天神地区全体を若者が盛り上げるビッグ・イベントとなるだろう。
成功の鍵は、先にも述べたスタッフの増員にある。街が活性化するためには、足りない感を満たすために行動できる、スタッフ側の人材育成が、必須だ。
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