先日、福岡県弁護士会が、高橋浩文弁護士(高橋浩文弁護士事務所、福岡市中央区)に対する懲戒処分を検討していることを明らかにした。理由は、顧客からの預かり金を流用したためとのこと。同弁護士は破産を申し立てる意向ともされる。
実際、日々の取材活動のなかでも同様の話は聞かれていた。以前に破綻した糸島地区の建設関連業者の破綻処理では、同弁護士を通じて行なわれた資材の売買がトラブル化。契約は破談となり返金も滞る事態に陥ったため、取引先からは高橋弁護士に対する不満の声があがっていた。同じような話が複数重なれば、おおよその姿が見えてくる。人間関係も含め、良い情報は少ないというのが筆者の見方であった。
ただ、事件後に同業者に聞くと、意外な答えが返ってきた。複数の弁護士に話を聞いても高橋弁護士への悪評は殆ど聞かれず、むしろ「話のわかるベテラン先生」という良い評判の方が多かったのだ。外部の評価と業界内の評価が大きく食い違った一例と言えるが、どちらが正しかったのかは結果が示している。
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