<海天仏国、漁都港城>
4月20日、東京芝公園のホテル「ザ・プリンスパークタワー東京」のボールルームにおいて、「中国浙江省舟山群島新区投資セミナー」が開催された。
舟山市から、市人民政府周国輝市長、普陀区人民政府王飛躍区長、岱山県人民政府毛江平県長他総勢37名が来日、中国大使館から呂克倹公使が出席、会場には関係者約130人が集う大盛況であった。
当日は、15時30分から17時30分まで投資説明会があり、隣に場所を移して、17時30分から19時00まで、豪華な料理つきのレセプションパーティが開催された。
上海に隣接する浙江省舟山市は、昨年、中国政府より、上海市浦東新区、天津市浜海新区、重慶市両江新区に続く、四番目の国家クラス「新区」に認可された。中国初の「海洋経済」をテーマにした新区である。今、国務院の計画によって、中国最大の国際物流基地、最大の深水造船基地と自由貿易港を建設し、さらに「第二の香港」、「第二のシンガポール」を目指している。
舟山市は、中国で唯一の群島都市である。昔から、「海天仏国、漁都港城」(海と天に囲まれた仏教の国、漁業と海港に恵まれた都)としてよく知られている。大小約1,300の島で構成、総水域は2.08万平方キロメートル(陸地面積は1,440 平方キロメートル)で、人口は約120万人である。
交通も便利で、長さ50キロの海の大橋で大陸(浙江省寧波市)とつながっており、また新幹線も舟山市まで延長する計画が現在進んでいる。舟山空港によって、上海(30分)をはじめ、北京、厦門などと空路で結ばれている。
浙江省は静岡県の提携友好都市であり、舟山市も東北の気仙沼市と友好都市提携を結んでいる。昨年の「東日本大震災」の際には、舟山市から、いち早く義援金等のお見舞いを気仙沼市は頂いている。
日本人には、舟山群島にある「普陀山」は良く知られている。普陀山は中国四大仏教名山(五台山、九華山、峨眉山、普陀山)の一つである。観音菩薩が祀られており、年間約360万人が訪れる。日本からの観光客もとても多いらしい。
916年、中国への渡来僧であった「慧咢(えがく)」が中国留学を終えて日本に帰国しようとした際、三日三晩、海が荒れて日本に帰れなくなり、結局この地に留まった。それは、日本に招来(富士山にという話である)しようとした観音菩薩が、日本に渡ることを拒んだという故事になっている。その為、普陀山は観音菩薩の浄土であるインドの「補陀落」に擬せられ、人々の信仰を集める中国有数の霊場になった。普陀山と言う名前の由来も補陀落からきている。この、故事は、レセプションの会場で、周国輝市長自ら、披露した。
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