4日、福岡市中央区の旧福岡県公会堂貴賓館で、「アジアビジネス研究会」(主催:データ・マックス)が開催された。第16回目となる今回は、「日本人が知らないモンゴルの未来」と題し、モンゴル政財界の要人2名をゲストとして招いて講演が行なわれた。
今回のゲストは、モンゴル国を代表する国民的な俳優であり、大統領顧問や文化プロデューサーも務めるソソルバラム氏と、モンゴルでトップクラスの大財閥であるブリッジグループ会長のドルジデレム氏だ。
会ではまず、今回の企画に多大なる尽力をしていただいた建築家・有馬裕之氏が、2人の紹介を交えて今回の企画要旨を説明。「なぜ今モンゴルなのか」ということをユーモアを交えながら語り、場を盛り上げた。
次に、ソソルバラム氏が登場。「今日、皆さんに会うことができて非常に嬉しく思っています。ぜひ、モンゴルに来ていただきたい。モンゴルには可能性がたくさんあります。それだけは自信を持って言えることです」と、自己紹介を含めて、モンゴルと日本の両国に抱いている想いを語った。さらに、興が乗った同氏から"歌"の貴重なプレゼントもあり、会場はしばし雄大な"大陸の音色"に酔いしれた。
最後に登場したドルジデレム氏は、かつて日本に留学していた経験もあり自ら日本語で講演。留学に至った経緯や自社グループの説明を行ないながら、「モンゴルと日本の"架け橋"になりたいという想いもあって、社名を"ブリッジ"と名づけました。ぜひ、日本と一緒になってやっていきたいと思います」と、こちらもモンゴルと日本がともに未来に歩んでいきたい、との想いを語った。
会ではその後も、参加者同士やゲストを交えての懇談が行なわれ、盛況の末に閉会した。
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