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日本の経済力低下と覚醒する経済・カンボジアでのビジネスチャンス(5)
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2012年11月19日 07:00

<ミャンマーとの比較>
 ここで、ひとつ気になるのは、最近ミャンマーへの経済進出を進める話題があまりに多い事である。ミャンマーは、テイン・セイン大統領の下、民主化が進められアウンサン・スーチー女史の釈放と、補欠選挙による議員当選に象徴されるように、確かにいい方向に向いてきている。しかし、未だ議員の83%は、軍事関係者が占め、スーチーさんのNLDは、やっと6,2%を取ったにすぎない。

 次の総選挙は2015年だが、そこで民主勢力が75%以上を確保しないと憲法改正もできないのだ。しかもその時、スーチーさんは70歳になっている。また、電力不足は深刻で、経済特区でさえ毎日のように停電しているのが現実問題である。さらに深刻なのは、少数民族との紛争が今も続いており、2012年6月にもカチン族の攻撃で、電気設備が襲撃され広範囲が停電に見舞われている。金融関係もドルの持ち出しなどに制限が多く、貿易を自由に行えるにはハードルが高いと思われる。2015年を目途に、証券取引所の設置に向け東京証券取引所と大和証券が協力をしているところだが、ここでもカンボジアの方が先んじている。あらゆる意味で、今はカンボジアへの経済進出の方が有利だと思えるのである。

(つづく)
【大谷 賢二】

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<プロフィール>
大谷賢二(おおたに・けんじ)
カンボジア マーケティングコンサルタント 所長
 九州大学法学部卒。1998年よりカンボジアでの地雷撤去、被害者救済支援、学校建設などを行なう。去年の3.11以降、国内での募金が東北に集中した結果、カンボジアでの経済発展に目を向け、合弁会社を設立。日本企業のカンボジア進出のコンサルなどを行なっている。アジア人権賞、アジア貢献賞などを受賞。カンボジア政府より国家建設第一党勲章を授与される。


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