福岡県社会保険労務士会（帆士宣洋会長）は11月17日、県内８会場で労働問題や年金、雇用保険・社会保険などについての無料相談会を開催した（後援＝福岡市、北九州市、飯塚市、久留米市、大牟田市）。

　福岡地区では、同会福岡支部（木下淑文支部長）が担当して、福岡市・天神イムズ前、福津市・イオンモール福津、福岡市・イオンモール福岡伊都、筑紫野市・ゆめタウン筑紫野の４カ所で実施した。雨模様のなか、62件の相談が寄せられた。天神イムズ前では、テント内に６つのブースを設置。27件の相談のうち、年金が６～７割を占め、パワハラ・セクハラの相談も３件あるなど、経済社会状況を反映した内容となった。
　同会の川原聡一広報委員会委員長は「約140人の社会保険労務士（社労士）が参加した。労働社会保険の専門家である社労士を市民にもっと知ってもらいたい」と話した。

　同日は、福岡市の電気ビル共創館で「パワハラの予防と対処」をテーマにシンポジウムも開いた。また、毎年12月～翌年３月頃には、福岡県とタイアップして、就職前の学生（高校、大学）に労働法令などの基本的な知識を身につけてもらう「就業前労働講座」も実施している。

　社労士は国家資格で、労働社会保険関係の法令に精通し、適切な労務管理その他労働社会保険に関する指導を行なうなど、労働社会保険事業の健全な発達と労働者の福祉の向上などを目的とした専門家。
　同会では日常的にも総合労働相談室・年金相談センターを設置し、電話と対面での相談に応じている。

【総合労働相談室・年金相談センター】
ＴＥＬ：092-414-4864
毎週火・木曜日　午前12時～午後６時
毎月第１土曜日　午前10時～午後４時

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