民主党が次期総選挙の公認申請における誓約書に、消費増税、TPP参加に反対していることから署名できないとして出馬を断念、政界引退を表明した鳩山由紀夫元首相(65)。そして今、弟の鳩山邦夫元総務相(64)にも〝危機〟が迫っている。
21日、福岡県議会議員の江口善明氏(38)が記者会見を開き、12月4日公示(16日投開票)の衆議院議員選挙・福岡6区(久留米市、大川市、小郡市、うきは市、三井郡、三潴郡)へ出馬すると表明した。江口氏は、立候補を目指す決意について「低迷する国政、景気が冷え込むなか、今の政治を変え、元気な地域を作りたい」という想いをコメント。近く自民党福岡県連へ公認申請を行なう予定という。
前回(09年)の衆院選・福岡6区では、邦夫氏が自民党公認で立候補して当選したが、10年3月に離党。これまで自民党の候補予定者が存在しない〝空白区〟となっている。江口氏が公認を得れば、自民党は邦夫氏に決別を告げることになる。
江口氏は1997年、九州朝日放送(株)に入社。以来、報道部の記者として勤務。99年1月に退社し、品川区議の選対事務局長、韓国留学、学習塾の講師を経て、2003年4月に久留米市議会議員に初当選。07年4月に再選し、11年4月の福岡県議選で初当選し、現在1期目。県議会では会派・緑友会に所属。22日、福岡県議会へ辞職願を提出するとしている。
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