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コダマの核心

韓国との強固な同盟こそが明日の未来を築く
コダマの核心
2013年3月 8日 10:34

<世界の覇権者・中国への連合戦線形成を痛感>
 2月24、25日に韓国大統領就任式取材を兼ねて2社の企業取材を行なってきた。この2社とは、検索エンジンのベンチャー企業と仁川国際空港地区の大開発プロジェクトの企業のことである。

 2日間の駆け足取材で得た結論は、『共同価値観を共有できる韓国と戦略的同盟を構築する』重要性である。日本が単独で世界を駆けめぐる時代は終わった。世界、とくにアジアには親日戦線の形成が必要であるが、核心的な戦略同盟相手の結束が最優先課題である。それが韓国との強力な同盟関係を実現することだ。

 筆者はたびたび触れてきたように、以前は『親中の立場』を貫いていた。一歩譲って、当時の野田首相のお粗末な尖閣列島をめぐる処理で、中国共産党首脳の顔を潰したことを認める。だが、それでもあの反日キャンペーン行動は、とてもじゃないが許し難い。思案の結果、『親中の立場』とオサラバした。現在、福岡、西日本一帯は中国の『PM2.5』に汚染・侵略されている。日本政府は断固たる態度で抗議すべきだ。中国政府は謝罪の姿勢すら見せない。同様に韓国も汚染・侵略を受けている。中国政府に日本・韓国共同で『是正処置を求める』行動を起こせば、強いインパクトを与えることはたしかである。

<共通の価値観と問題点を共有する関係>
 アジアにおいて日本も韓国も『最進資本主義社会』という共通のプラットフォームに立っている。以前は日本と韓国の間には経済的復興の時間差があった。だが、現在では多少の経済的優劣の差はあるが、お互いの国民の豊かさは同等のレベルになってきている。この同等の繁栄を享受して両国は共通の価値観を抱くようになった。また、同じ問題点を抱え、対応に頭を痛めるようになってきている。
 
 『最進資本主義社会』の各個人の意識は『個の優先』である。その極端な傾向が『少子化』であり日本も韓国も重大な社会問題になっている。結婚しない、また結婚しても子どもをあまり生まない個の価値観が原因で、『少子化』になった。加えること、経済事情がこの傾向に拍車をかけるようになった。『少子化』の裏側では『高齢化』が進む。『高齢化』を言い換えれば『長寿化』が顕著になる。当然、国の老人対策予算は膨張するようになる。

 儒教重視の思考が残っている韓国でも、最近では老いた親の面倒を見る義務感が薄れつつある。親も「できるだけ子から死に際の世話を受けたくない」という選択をする。誰もが自分の蓄えで寿命をまっとうできればハッピーだが、現実はそうならない。老人対策予算付けが緊要の課題になってくる。どうであれ韓国においては日本以上に『少子化・高齢化』問題は深刻になる。2国間で英知を駆使して解決案を見出そう。

 さて、仁川国際空港はまさしく東アジアのハブ空港としての力をつけてきた。空港周辺には膨大な広さの干潟ゾーンが横たわっている。この地区ではさまざまな開発が進行している。
 プロジェクトリーダーは「2012年の外国観光客数は日本と中国から250万人と拮抗してきた。あと5年すると中国から1,000万人の観光客がやってくる。ありがたい話だが、中国一辺倒にはなりたくない」という本音を披露するではないか!!
 我々日本人は、戦略的海外活動が苦手であったが、過去の弱点を徹底的に総括する時期に立たされている。韓国との強力な同盟関係の樹立を実現させる時機の到来を認識すべきだ。


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