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士業事務所 戦略シリーズ

リスクを避ける!気学を用いた経営コンサルタント(後)~気学 導与会 中馬導与会長
士業事務所 戦略シリーズ
2013年3月12日 07:00

<個人と他人を『感謝』の心で結ぶ>
 中馬 導与会が言うところの「平和」は、一般的にいう社会的な平和と異なります。会社がうまくいく、というのが、私たちがいうところの平和です。そのために、私たちが提示するのが「健和忙栄」という考え方です。「健康」「平和」「多忙」「繁栄」ということです。

 ――健康と平和は私たちが考える平和に通じるものがありますが、「繁栄」はちょっと個人の範疇を超えているというか――ましてや「多忙」はむしろ平和とは相反するもののように思えます。

tyuman_1.jpg 中馬 そう感じるのは「健康」と「平和」が個人の力で得られるものだからでしょう。しかし「多忙」と「繁栄」はより広い社会を意識してこその平和です。会社、社会でもそうですが、組織はうまくかみ合わないと繁栄しませんし、繁栄しないとうまくかみ合うようにはなりません。そこには必ず『他人』という存在がいます。社員がいて、取引先(客)の助けがあって成り立つものです。経営者は、自分1人で会社を大きくしたと思ってはいけません。社員のおかげ、取引先のおかげなのです。皆が信念をともにしてやってきてくれたから成功できる。経営者が個人的にやれることはせいぜい3人分ぐらいです。あの稲盛氏然り、松下氏然り、小林一三氏然り、自分を助けてくれる社員がいたから成功しました。

 ――他人のおかげ、という気持ちが大切ということですか。

 中馬 おかげさま、というときに生まれる感謝の心が大切なのです。これがないと絶対に成功しない。そして従業員と取引先への感謝の心は、先頭に立って走っていても生まれないものです。だから感謝の心を持つにはどうすればいいか、ということも指導しています。一歩下がって謙虚な心で接すれば、人は必ず感謝の心を持つようになります。

 ――感謝の心が、運を引き寄せるのですか。

 中馬 そうです。感謝の心がないと運を運ぶことはできません。だからといってそれだけで運が良くなるわけではありませんが。重要なのは、感謝の心をもっていかに行動するか、です。経営者の方は、絶対に世の中に運があるとおっしゃいますね。同じことをやっても失敗する人と、しない人がいる、と。成功した人は、運をたくさん得た人です。そして運がある人ほど成功する確率が高い。だから私たちは運を得るために『気』を使って人生の方向を見定め、行動する必要があります。レーガン大統領が占星術者を側に置いていたという話は有名ですが、戦国武将などを考えても、人のうえに立つ者はかたわらに気学を用いる指南役を置いているものです。私たちは現代の指南役でありたいと思っています。

<失敗しない努力を続けて運気を上げる>
 ――実際どのような指導を行なっているのでしょうか。

 中馬 工場をつくる、支店をつくるときにも相談を受けます。その経営者が持つ気を見て、どの方向に建てればうまくいくか、すなわち、どう行動すれば良いのかを、具体的に示します。

 そのほかに、私どもが得意としているコンサルタントは、人事、リスクを回避させるために、どう人を配するか、です。世界でトップになったウォルマートは人事が優れているので成功しました。人間は感情の動物だから、合う人と合わない人がいます。合う人を集めた集団は伸びます。チームを使って新しい仕事を始めるときは、誰がトップで、誰がセカンドかというのによって成功するかが99%決まるのです。「大気」には好き嫌いという感情がたくさん入っています。そこを合うように指導するのです。

 ――感謝の気持ちを持てば好き嫌いに左右されなくなりそうですね。

 中馬 ええ、感謝の気持ちを持てば、自分1人で世の中を動かしているわけではない、と思えるので、他人を好き嫌いで判断することもなくなります。生かされているという感覚は運を運びます。感謝という空気を身体に摂り入れれば、人は自然と生かされているという境地に立てます。そして人に、自然界に生かされているのだから、自然界に逆らったら失敗することもわかります。仕事を成功させるのは至難の業です。ただ、自然の法則に乗ることで失敗させないことはできます。我々の企業経営は感謝という空気を身体に摂り入れ、リスクを回避する経営者の精神を鍛え上げることも含まれています。

 経営者の方で失敗する方は、リスクがわからないのです。その気持ちが直観力を鈍らせます。だからそういう方には、リスクを避けるためにどちらを選べば良いか決めて差し上げます。リスクを怖がってはいけません。そもそも人生は陽運気:陰運気が4:5の割合で、下降線をたどるものなのですから。

 ――では、人は放っておけば失敗するようになっているのですか?

 中馬 そうなのです。だからこそ、リスクを回避する努力をして、運が下降してもちゃんと上昇するように行動せねばならないのです。リスクを怖がらない人は、自分で上昇気運に乗る努力ができます。私どもは今、全国に400社の会員さまがいますが、運に乗っている方にはそれをはずさないように指導するだけでも大丈夫ですね。

 ――経営者の方は、常に人の幸せを考えて行動しなくてはならないので、いかに行動するか、は社会の幸せに影響を与えますね。それだけに、失敗は許されない。失敗しないために、指南役となる存在を置くのは、これからの経済戦略に立たされる経営者にとっては必須のことになるのではないでしょうか。どうもありがとうございました。

(了)
【文・構成:黒岩 理恵子】

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<プロフィール>
tyuman_pr.jpg気学 導与会
会長 中馬 導与 氏(ちゅうまん どうよ)

 1940年1月大連に生まれる。終戦と同時に内地に引き上げ、東京の中学へ進学。母が真言密教に精通していたこともあり、精神哲学にはなじみがあった。幼少のころから気学に興味を抱く。28歳で本格的に気学の道へ。42歳で独立。「気学 導与会」を設立。本社は滋賀県草津市矢橋町1274-2。


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