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2013参院選

参院選 3社を売却し、背水の陣で国政へ挑む~みんなの党・古賀輝生氏
2013参院選
2013年4月 5日 13:50

 通勤する人々が行き交う朝のJR博多駅前。中小企業経営者としての経験を基に規制改革を求める声が響く。みんなの党参議院支部長で遊説局次長の古賀輝生氏(49)の街頭演説である。

koga_1.jpg 古賀氏は参議院への立候補予定が発表された直後の3月1日から街頭演説を開始。平日朝は午前7時から午前9時までの2時間、1人で街頭に立ち、党のアジェンダ(政治課題)や自身の政治姿勢について道行く人々に語りかけている。今年7月に迎える参議院選挙で、われわれ有権者は何を考えるべきか。古賀氏の声に耳を傾けた。

 古賀氏の演説は、「脱官僚」「地域主権」「生活重視」を掲げる党のアジェンダを軸とする。そのなかでも力点を置くのは、規制改革を含めた成長戦略の重要性だ。「増税する前にやるべきことがある。規制の壁を取り払い、民間の活力を引き出すことで税収は上がる」という古賀氏は、「新しい経営者が事業を始め易くし、企業・産業の新陳代謝を良くする」として規制緩和を訴える。また、「減価償却期間など税制の見直しにより、得られた利益で設備投資をしやすい環境作りも必要」と指摘する。

 現在の規制によって利益を得ている既得権益層は、規制改革を拒む存在となり得る。古賀氏は、「既得権益と政治、行政が結びついた負のトライアングルを打ち崩すことは、しがらみのない政治家にしかできない」と言う。中小企業3社を経営するなかで、古賀氏は既得権益層の壁にぶつかった。
 また、国政を志し、勉強のために国会議員の事務所秘書を務めている際、組織・団体の意向を汲んだ議員が、党の政権公約の実現に反対する有様を見た。「応援してくれた一部の人たちに"えこひいき"をする恩返しの政治ではダメ。国民1人ひとりのための政治をしなければいけない」と、古賀氏は決意したという。

 政治活動の資金は、古賀氏自身が経営していた3社を売却して得た。退路を絶った「背水の陣」で、7月の参院選全国比例区に挑む。参議院の比例選挙は衆院選と違い、個人名が書かれた票を得なければ当選につながらない、1人でも多くの人に自分の志を伝えようとマイクを持つ手に力が入る。朝の街頭演説後、NET-IBの取材に対し、「いつも後半30分は疲れが出てしまいますが、愚直に政策を有権者へ届けるのが仕事ですから」と、充実した表情で語る古賀氏。元中小企業経営者の戦いは、これからますます熱を帯びていく――。

【山下 康太】

<プロフィール>
koga.jpg古賀 輝生 (こが てるお)
1963年熊本県荒尾市生まれ。法政大学経営学部経営学科卒。広告代理店勤務を経て、95年に独立起業。以後、3社を起業し経営した。参議院議員国会事務所秘書を経て、2012年12月の衆院選総選挙で福岡7区にみんなの党公認で立候補するも落選。現在は、みんなの党参議院支部長 遊説局次長として政治活動を続けている。公式サイト:http://kogateruo.com/


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