<若い世代の育成にも尽力>
「若い人を成長させるのが楽しみ」と荻坂代表はにこやかに語る。ラオスから日本への留学生を支援するなど、ラオスと日本をつなぐ若き人材の育成にも情熱を注ぐ。
荻坂代表が、海外に出して鍛えている人材の一人が、赤坂綜合事務所の東南アジア総本部ラオス代表を務める飯田国大氏だ。もともと荻坂氏の秘書を務めていた飯田氏。11年、「ラオスの発展に寄与し、アジア諸国35億人の巨大市場でビジネスを行なうことを目的とする」という指示が、荻坂代表から飯田氏に下された。現地での事前調査数回、会議が繰り返され、飯田氏のラオス赴任が実行された。
<さまざまな産業にビジネスチャンス>
飯田氏は、「ラオスには広大な農地と安い人件費はありますが、生産技術が足りない。国家の発展において、重要な基幹産業が未発達、もしくはまだ存在していない」と、日本が現地に貢献できる部分は多く、さまざまな分野にビジネスチャンスが埋もれていることを力説する。
1年ほど前、日本に留学していたラオスの若者たちが、リクルートのような求人情報誌を立ち上げた。ラオスでは、求人情報分野の企業がまったく存在していなかったため、そのベンチャー企業は短期間で成功しつつある。
飯田氏は、日本企業とラオス政府、現地企業を結びつける仕事をしながら、ともにラオスに赴任した奥さんと、「TOKYO CAKE」というケーキ店をオープン。レストラン、カフェなどに展開し、ブランドの高級ケーキ店として、現地で人気が出ている。物価の安いラオスで、誕生日ケーキが、何と400USドルで売れるという。
赤坂綜合事務所のラオス代表として、ラオス政府とともに取り組む水力発電、バイオエタノールなどの自然エネルギー事業のほか、酪農、農業支援、日本企業の進出支援など、国づくりの根幹に関わる仕事に携わる。「共存共栄の精神で現地に溶け込むことが大切だと思っています。今のラオスは、日本で言えば明治維新期のようなもので、国の基幹産業、ビジネスの本流でチャレンジできます。そこに魅力があります」と語る。
年々ムードが変わり、ドッグイヤーで経済成長を遂げているラオス。飯田氏は、「ラオスだけでなく、東南アジアを見据えて、人と人、企業と企業、企業と国を結びつけるよう努力したい」と、日本とラオスのつながりを深めるため、まい進中だ。
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秘書兼ラオス担当 飯田 国大
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