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輝く九州の女性たち

"女性のチカラ"で企業を元気に~「ヒット商品の創り方」セミナーを終えて(1)
輝く九州の女性たち
2013年4月19日 16:52

 4月17日にデータ・マックスにて行なわれた「『めんべい』に学ぶ ヒット商品の創り方」セミナー終了後、(株)山口油屋福太郎の山口勝子専務の講演に感銘を受けた女性たちによる緊急座談会を開催した。参加した女性陣は、女性ならではの視点と男性顔負けのセンスで経営に携わる山口専務の生き方について、さまざまな角度から熱く討論。これから女性たちがどう企業に向き合えば成功につながるのか、それぞれが感じた思いを語り合った。

<山口専務 大ヒットの秘訣は価格、味(品質)、量!常にお客さまの気持ちを考えてつくることが大事!!>

「一言メモ:山口油屋福太郎が生み出した『めんべい』は2001年6月から販売を開始し、現在12年目。10年目からヒットし始め、売上は昇り調子が続いている。価格は500円を出してもお釣りがくる420円に設定。イカやタコをふんだんに使用している分、割れやすいが、味は抜群。420円で2枚×8袋入り、1,050円で2袋×20袋入りとお土産やパーティーに最適なボリュームとなっている」

 ――山口専務の言う3つの秘訣(価格、味(品質)、量)のうち、何か1つでも欠けていたら大ヒット商品にはならないでしょう。普段、皆さんが商品を買うときには、どのようなことを考えて選びますか?

 女性A 私は、やはり最初に価格と量に目が行きますね。その後、試食してみて、「これなら買いたい」と思う商品を選びます。

 女性B そうですね。自分がおいしいと思わないものは、まずお土産にしたくはありません。

 女性C 荷物にならないということも重要なポイントだと思います。『めんべい』に関して言えば、ボリュームはあるのに軽いので、お土産にはぴったりです。

zadankai.jpg 女性B 本当に『めんべい』は消費者の心理をよく研究した商品だと思います。大きな「め」の字が目立つデザインもいいですね。山口専務のお話を聞いていても、この商品にかける想いがすごく感じられました。まるで我が子のように"愛"を詰め込んで世に送り出していると言えますね。

 女性D たしかに。企画・開発に携わる男性は、価格設定を行なった後に「こういうものをつくってくれ」と指示するそうです。山口専務は「そういうときはわかりました、と軽く受け流せば問題ない」とおっしゃっていました。女性は男性と逆で、おいしいと思えるものをつくって価格を決めることが多いそうです。もちろん全部が全部そうというわけではないそうですが。

 女性E 料理と似ていますね。男性は素材の選択にはそこまでこだわらずに料理しますが、本当に大切なのは良質の素材を選ぶことです。良い素材であれば味をコテコテにしなくても大丈夫ですし、万人受けしますからね。

 女性A そういった意味では、男性の意見を受け流して、自分たちが納得いく商品づくりをすることが、これからの女性には必要なのかもしれませんね。男性をうまくコントロールする術を身につけなければ(笑)。

 女性B 山口専務はそのコツを自然と身に付けているのでしょうね。

(つづく)
【藤谷 慎吾】

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<セミナー講師のプロフィール>
yamaguti_senmu.jpg山口 勝子(やまぐち・かつこ)
1942年、福岡市博多区生まれ。創業者山口源一氏の孫娘。高等学校卒業後、(株)山口油屋福太郎に入社。総務、経理、明太子製造、店頭販売、営業など、社内すべての部署を経験。現在は、専務取締役として社長をサポートする役割を担いながら、企画室を運営し、新商品開発を手がけている。


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