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メンテナンスこそ太陽光発電ビジネスの要(後)~ファブスコ(株)
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2013年5月 7日 07:00

 太陽光発電のメリットは、メンテナンスフリーと言われてきた。一度、モジュールをセッティングしてしまえば、後は雨風が汚れを洗い流す。電力の供給も自然体なら、メンテナンスも自然の力に委ねられるというわけだ。しかし、20年以上も付き合っていく商材に、人の手をかけずにいられるものだろうか。人は環境ビジネスにどのように向き合っていくべきか。ファブスコ(株)代表取締役社長の江藤邦彦氏に話を伺った。

<ヤナセで築いた人脈から経営哲学を学ぶ>
 ――その前職からの流れを踏まえて、太陽光発電の仕事をしようと思ったきっかけを。

 江藤 ヤナセの経営に伊藤忠商事が介入した後、伊藤忠のグループ会社、日本エコシステムという太陽光の訪問販売会社の情報がヤナセにも入るようになり興味を持つようになりました。私にも独立心があり、15年か20年ぐらいを区切りとして新事業に取り組んでみたいと思っていたところに、タイミング良く興味深く面白い事業に出会えたという思いでした。

 独立時には、ヤナセ時代のお客さまに大変お世話になりました。あの頃のつながりがなければ、今の私はありません。この貴重は体験を、私もお客さまに提供したいと思うようになりました。社名にも、単なる利益の追求ではないものを提供したいという思いを込めています。満足と感動、ということも、ヤナセで学んだことの1つです。お客さまに満足をしていただき、感動を与えられるようなおもてなし、ホスピタリティが我が社のテーマです。

 ――太陽光バブル期収束後のビジネスモデルについて、今のところの展望をお考えですか。

fabsco.jpg 江藤 東日本大震災があり原発問題が生じて、再生エネルギー自体が優遇されるようになりました。風力などにも、今は収益性が低いと言われていますが、販売契約を結びました。今後、いろいろな環境ビジネスに関わっていきたいと考えています。
 しかし今はまだ若い会社ですから、業界の信頼度を高めるために尽力します。いろいろなものに手を広げすぎて、失敗した事業家を何人も見てきまし、ヤナセでお世話になった方に「何にでも飛びつくのではなくコツコツと1つのことを地道にやることが大切だ」と餞の言葉をいただきました。

 実は、日本のソーラー商品は、クオリティ的には大差ありません。満足と感動は私たちが、お客さまときちんと接することでつくっていくものなのです。1人ひとりと対応できる、中小企業だからこそ、できることだと思います。社名のFaBSCoの「F」は「Fine」「Family」その他素晴らしい言葉の頭文字です。そのような思いと共にお客さまと長期間に渡って「Benefit」を共有していきたいものです。

(了)
【黒岩 理恵子】

≪ (前) | 

<COMPANY INFORMATION>
ファブスコ(株)(FaBSCo)
所在地:福岡市博多区博多駅前2-12-15
TEL:092-432-2323

<プロフィール>
etou_pr.jpg江藤 邦彦(えとう くにひこ)
1975年生まれ。(株)ヤナセ在職中に、太陽光発電ビジネスに興味を抱く。2010年、15年間勤めたヤナセを卒業。ファブスコ(株)を設立。


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