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風営法とダンス規制(後)~福岡での新たな動き
社会
2013年5月20日 13:57

symposium1.jpg 風営法のダンス規制改正の動きに合わせ、福岡でもクラブ文化を守ろうという動きが出てきた。昨年10月、福岡のクラブ業界関係者が、「福岡クラブカルチャー向上委員会」(事務局、大橋護氏)を発足させた。

 同委員会は福岡のクラブ文化の発展を目指すものだが、一方的な表現の自由を求めるものではない。「風営法が現代社会と合わないことも事実だが、クラブ利用客のマナーやモラルが低下したことで、クラブが地域から疎まれる存在になってしまった」との思いだ。店舗周辺にゴミが散乱していたり、一部で違法な薬物が使われたり、改善されない問題が続いていた。
 「風営法が変わっても、この事態を解決しなければクラブカルチャーは衰退してしまう」と大橋氏。泥酔した客、悪質な行為を行なう客などに対して、クラブ側の対応はさまざまだ。そのような繁華街が抱える問題をクラブ、警察、地域住民と連携を取り、一緒になって解決する体制づくりが必要だと考えた。

 4月、同委員会はクラブ関係者を対象に風営法を学ぶシンポジウムを開催し、約50名が集まった。クラブ経営者や従業員、イベント企画者、地域住民などがお互いにクラブの現状について、情報共有し、共に学ぶ有意義な機会となった。これまで業界関係者が一同に集う機会はなく、閉鎖的な環境にあったが、この日は20年以上も続くクラブの経営者も参加し、「昔の利用客は大人だったが、今は常識のない客も増えた。時代の変化を大きく感じる」と話した。

seisoukatudou1.jpg 大橋氏は、「まずは、クラブ関係者や地域住民が、この問題についてどう考えているのかを共有したかった。これまでずっと問題をそのままにしていたので、双方の溝はとても深い。時間はかかると思うが、地道に活動を続けていきたい」と語った。また、同委員会は発足以来毎月1回、クラブが集まる親富孝通りで清掃活動を続けている。

【東城 洋平】

≪ (前) | 

■風営法と福岡のクラブカルチャーの現状を語りあう会

<日 時>
6月16日(日)午後1時半

<場 所>
福岡市立中央市民センター2階 第一会議室

<参加費>
無料

<お問い合わせ>
福岡クラブカルチャー向上委員会(担当 大橋)
E-mail: fukuokaclubculture@gmail.com
URL:http://www.facebook.com/fukuokaclub


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2013年5月 1日 16:27
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