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アジア進出企業に聞く(7)(株)やまやコミュニケーションズ~ASEANで明太子を製造・販売(後)
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2013年6月 7日 07:00

 1974年の創業以来、明太子の知名度を押し上げ、全国へと営業拠点を構築していった(株)やまやコミュニケーションズ。84年からは海外進出を積極的に進め、韓国をはじめ、アメリカや中国にも関連会社を設立。今後は、経済成長著しいASEAN諸国への進出を計画中だ。生産拠点としてだけでなく、消費市場としても視野に入れる。ASEANで明太子をどのように展開していくのか、同社代表取締役社長の山本正秀氏に聞いた。

 ――ASEANでの事業展開をどのように考えていますか。

yamamoto1.jpg 山本正秀氏(以下、山本) 日本食のブームは世界中で起きていますし、それに応じて明太子を使うおにぎりやパスタの認知度も上がっています。おにぎりは栄養価も高く、手軽でおいしい。バンコクでもおにぎりが売れているようです。今後も日本式のコンビニが増えれば、おにぎりの需要も増えて、レパートリーを増やすときに明太子にスポットが当たると思います。仮におにぎりがダメでも、間違いなく明太子を提供する飲食店は増えていきます。そこへの供給も視野に入れています。ですから、単独で市場を開拓するというよりも、日本食全体で市場を拡大していく感じになるでしょう。

 ――以前、「国内市場が何よりも大事」と伺いました。それはもちろんなのですが、長きに渡り海外展開を行なっている御社代表として、海外進出を目指す方に向けてメッセージを。

 山本 海外進出熱が高まっているのは間違いありませんが、弊社の場合は国内市場強化の方向性は変わりません。中国に抜かれたとはいえ、GDPは世界第3位。日本の市場はとてつもなく大きいと思います。当面は日本で収益を上げる努力をします。

 ただ外から日本を見るのは、面白いし、社員には国際的な人材になってほしいとも思います。そんななかにビジネスチャンスがあれば、進出すべきだとは思います。飲食店に限っていえば、まず海外に日本食を広めていくことが成功のカギだと思います。食文化を根付かせないと、一過性のブームで終わってしまいます。地道な啓蒙活動と商品プロモーション、質の高い接客サービスなど総合的に日本食の優れている点をアピールすると将来は非常に魅力的な市場です。

(了)
【東城 洋平】

≪ (中) | 

<COMPANY INFORMATION>
(株) やまやコミュニケーションズ
代 表:山本 正秀
所在地:福岡市東区松島5-27-5
設 立:1976年10月
資本金:14億円
事業内容:明太子製造販売・水産物及び一般食品製造販売
TEL:092-611-4511
FAX:092-611-5050
URL:http://www.yamaya.com/


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