福岡地区の生コンクリート製造・販売において、独自路線で事業展開を行なう(株)セントラル商工(セ社)。我が国の建設汚泥処理の第一人者である(株)冨士機の関連会社で、同じくグループ会社の(株)エフ・エム・シーとの連携による生コンクリート販売と同時に生コンプラントの建設の強化を実践し、グループ間の連携で生コン関連事業を拡大している。
関係者の話によると「セ社は神奈川県藤沢市の三和石産(株)と事業の提携を進めている。三和石産は半世紀の業歴を有し、生コン製造事業と関連するグループ会社を5社持つ。それらのグループを率いる代表者の中田泰司氏は、湘南および神奈川地区における業界の牽引者であることは有名である。このたび両社間での事業の提携とは、セ社による生コンプラントの供給だ」という。
セ社の藤田以和彦代表は、生コン業界のなかでとくに英知を有し、優れた技術を持つ経営者として一目置かれる存在。生コンプラントの建設のみならず多種多様のプラントを全国に供給する、真のエキスパートである。藤田代表と神奈川県の生コン業界の重鎮との提携は、セ社の関東進出の礎となり、近隣地区の業界が再編される可能性もある。
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