(株)西鉄ストアが今年3月から展開を始めた都市型小型スーパー「レガネットキュート」の3号店となる博多バスターミナル店が4月4日午前7時にオープンした。同店は、博多バスターミナル地下1階にあり、地下鉄からバスターミナルビルへ向かう客にとって利用しやすい立地。1階のバスターミナルに直結するエスカレータ横ということもあり、7時の開店と同時にレジには利用客が並んだ。
店内は2つのエリアに分かれており、エスカレータから見えるフロアには、主にデイリーフーズが並ぶ。毎日魚市場から仕入れる刺身や寿司、精肉コーナーもあれば、こだわりの惣菜や弁当コーナーのほか、調理に手間が掛からないカット野菜、果物、銘柄にこだわった調味料やカレーの数々も並ぶ。雑貨は用途にあわせて食材コーナー、雑貨コーナーに配分。一方通路を挟んだフロアには、ワインやチーズ、輸入菓子などが集まる。
「ちっちゃなスーパー、大きなコンビニ」として、ちょっとしたおしゃれ感やバリエーションの幅をアピールできるよう、展示にも工夫を凝らす。そのオープンな店舗が功を奏し、オープンを案内するチラシを受け取った通行人たちは、店内に興味津津といった様子。なかには、「毎日通いますよ」と店員に声を掛ける人も。開店と同時に多くの生鮮食品を購入する客もいた。
通れば目を惹く店舗つくりで、バスターミナルビル利用者やバス利用者などの通行客を顧客にする。それが大商業地区、博多エリアに開店した同店の基本戦略のようだ。
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